「…暇だなー……」



「暇だねー」



「何かやる?」



「何かある?」



「無い」





こたつでみかんを食う。
ちらしで作った箱には、みかんの皮が大量に入っていた。


「あ、みかん無くなったね」

「取ってくるかなー…」

「いやまだ良いんじゃない?」

「そかー」



クリスマスという雰囲気なんていざ知れず、こたつに入ってごろごろ。のんびりまったりしている俺たち。
プレゼントとかは来てすぐに渡しちゃったし、とりあえず一緒にいるだけでいいって思う。


「……やっぱ暇」

「どうする?」

「んー…勇人、ちょっと出かけよっか」


もそもそとこたつの中から出て、いくらあったかなー…って財布を取りに行った。
どこ行くの?って聞くと、んーって返ってくる。



「ケーキ、作ろっか」




クリスマスらしくさ。だから材料買いに行こうよ。


「そういえばさ、クリスマスってイエス・キリストの誕生日だよね」

「んー?あ、そっか。だったらこれイエスの誕生日ケーキってことで」

「ちゃんと祝ってるのって、日本で俺たちだけだったりして?」

「そーかもねー」




神様の誕生日だとか何とか


作ったケーキは流石と言うほど、美味しかった。




2008.12.25
title by にやり


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