P4主人公は昨日の宣言通り、透さんの周りを調べているらしい。 聞き込みをしている間、姿をあまり見た記憶が無い。 私はとりあえずやっておいた、というポーズだけでも取らなければと町を走り回った。 たまに休憩と言ってサボったりもしたけど。 やっぱりめぼしい情報は手に入らなくて、気づけば集合時間に。 P4主人公がいったい何を掴んできたのか、それだけを心配して私は愛家へ向かった。 「どう?」 「なー…んにも無し」 「半年も前の話だもんねえ」 「P4主人公くんは?」 「…無い」 無い?何も分からなかったの? 構えていただけあって、ちょっと拍子抜け。 答えが出なくて悩んでできた重い空気を、千枝が肉丼を頼んで壊した。 やっぱり肉なんだ…アハハ…。 皆もそれぞれ頼んで、お腹いっぱいになってもう一度考えたけれど、答えは出なかった。 結局これで解散。 |