かなしい

でも、だいじょうぶ
あのひとにわたしはうけとめてもらえなかったけど
とってもしあわせだったもの


こいをするというしあわせをあたえてくれたもの



なかないって
ないちゃだめだっておもってたのに
がまんできなくて
ないちゃった

それだけほんきだったんだよ?






「…凜さん……?」
「あ、竹谷くん。ど、どうしたの?」
「泣いてました?」
「え、あ…」
「……どうしてですか」



わたしは ひきょうものだ
このかなしいからにげたくて
たけやくんに はなしてしまった
だれかにはなせば
らくになるのを しっていたから

はなしをきいた たけやくんは
おこったかおをして どこかへはしっていった

ああきっと あのひとのところにいくんだろうな





わたしは
たけやくんをとめることはできなかった
どこかで こうなることで
もしかしたら あのひとは
わたしを
みてくれるかもしれない と
ありもしないきぼうを
もっていたから




おくびょうもの




2009.12.11

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