from あや
sub (non title)


心配させてごめんね!
今起きたんだよ…。
皆にも心配させちゃったよね。
でもきっと名前くんに1番心配させちゃった。
本当にごめんなさい。





「……もう学校終わったけど」


メールの返信が来たのは授業が全部終わっての放課後だった。信じられない。どんだけ寝てたんだ。
俺は優しいから許してやるけどね!明日は来いよ、と返信して携帯を閉じた。
さて放課後…暇だな。


「…湊、暇だったら俺と―…」




ガチャ


ガチャ?
左の方で何か聞き慣れた音がした。聞き慣れたっていうか、聞かざるをえないっていうか。
恐る恐る左を見てみると、鋭く睨む彼女だった。

「アイギス…」
「貴方は駄目であります」
「……俺はあやじゃないよ」
「…名前さんも駄目であります」

銃口突き付けられて冷静でいられる俺って凄いと思う。とりあえず両手を上げたまま、アイギスとの交渉を試みる。

「俺の何が駄目なんだよ。俺は湊と遊びたいだけで」
「…それは…よくわかりません。けれど貴方は駄目です」
「……分かった。じゃ順平と遊ぶ」


理由があるわけじゃなく感覚でそう言われちゃ俺だってちょっと怒る。むすっとしているのが見て分かるようにして俺は順平の方へ向かった。
ああもう、俺今日タルタロス行かない!

「ガキか」
「ガキで良いよ。今日は厄日だ!順平カラオケ行こう」
「お、良いねえ。俺の美声に惚れるなよ?」



何なんだよ、もう。


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