第四撃

【すでにおもしろいw
 がんばるねー(`・ω・´)】


少女は堂々と仁王立ちをして自己紹介を始めた。

「自分の名は"ぢゅん"であります!あなたがたより上に立つべき存在なのです!」

えらく自信家なチビだとか思いながら「俺は虎太朗だ。」と名のっておく。
あとさっきからアイツが無言なのが、すごく気味が悪i「ぢゅん様!」やっぱり。な、俺…当たるんだよなぁぁあ゙あ゙ぁーぁ。

「なんでいきなり"様"付なんだよ!」

要は
「あのオーラ、口ぶり…ドSだ…あの方はドS…!ヤダ、なにこの胸のトキメキ…!」
とかほざいた。

「………」
ぢゅんはすごく引いている。ドン引き。

「あぁ…その虫ケラを見るような瞳がたまらない!!はぁはぁ!」

チビの前にかしついて、見上げる要、否、変態をその…チビは蹴り倒していた。(チビで良いだろ)

「ほう。あなたはMでありますか。ぢゅん様…なかなか良いのであります。
気に入りました。あなたは自分の"犬"であります!」

ぽんぽん出てくる単語を理解でき…た!
は?犬?俺の?幼馴染みが?チビの?犬。

いくら要が苦手(あ、やっぱ嫌いかもしんねぇ)な俺でもストップをかけた。

「ちょっと待て。犬ってあれか?」
「ええ、ご主人に蹴られてよがって、ご主人の汚れてしまったクツを舐めてキレイにする"犬"のことであります」
「俺の知ってる犬じゃない」

とにかく要は今よりあぶない道に行こうとしている訳だ。
少し考えろと要を見た時には遅かった。

要の首には"首輪"なるものがつけられていた

「手早い!そんでお前はそれでいいのか!?」
「うへへ…うん!すっっごぉく嬉しいよぉ!」

無駄に整った笑顔で要は首輪に繋がったくさりの先をチビに渡していた。

「カギ付きでもう外れないのであります!」
「カギ!?」
「ハイ、ホネの型をしたカギであります。そこに捨て…」

指を指した先には、ホネ型のカギを口にふくむ
ネクロフィリアの姿だった。

「ぢゅん様の犬である"証"…」
「バカ言ってんじゃねぇぇ!!」

【にぇくしゅと!こーんなんでよか?】


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