ラッキースケベ(ドレーク)

わたしはドレーク海賊団の船員であり海軍時代からの古参のクルーです。
そして我らがドレーク船長の恋人という立場でもありますわたしは、現在ドレークを船の廊下で押し倒している状態です。


それは月の美しい夜のことでした。
ですのでわたしは月でも見ながら一緒に酒を飲みませんかと誘うために船長室へと向かっていたのですが、最後の船長室へと続く角で誰かとぶつかり、それがドレークであると気がつき思わず押し倒してしまいました。
ええ、もちろん故意です。

ですがそんなことは微塵も見せずに上体を起こして「押し倒してしまいすいません、ドレーク」といけしゃあしゃあと謝り、ドレークにまたがり見下ろせば。
彼は恥ずかしいのか真っ赤になって「ああ。構わないからどいてくれないか、アキ」と言うので、わたしは彼の首もとへと顔を埋め「すいません」と一言謝り首筋をペロリと舐めました。
その行為にドレークは短く唸りました。

「アキ、だれか来たらどうする」

「ふふ、そうしたら見せつけてあげましょう」

「アキっ!」

ドレークはわたしの名前をたしなめるように呼びました。
見せつけるとは言いましたが、わたしも見られるのは好きではないので誰かきたらこのようなことは止めますが、気配を探るにだれの気配もしませんから大丈夫でしょう。

本当は月見酒をするつもりでしたけど、こちらの方が楽しそうですしね。
抗議の声は上げても抵抗らしい抵抗をしない彼に笑いかけて無遠慮にドレークの鍛えられた体を触っていれば、いつの間に能力が発動したのか後ろに恐竜の尻尾が生えていました。

「ふふ、船長?わたしそんなドレークが大好きですよ」

そう熱を込めて言い尻尾の先を舐めればドレークは熱い声を上げてくださいました。
ああ、わたしの船長はとても素敵です。

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ラッキースケベ?、ドレークの場合







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