日々雑感


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バトニングについて
2016/12/15 00:17


最近のアウトドア・キャンプ等をYouTubeで観ると、ナイフでのバトニングがブームの様です。
ナイフバトニングとはナイフの背を叩いて薪を割ることをいいますが、あまりにも無茶苦茶なバトニングが氾濫しています。

下の動画は代表的なものですが、もう何と言うか凄すぎます。誰がこんな間違ったバトニングを始めたのかしりませんが、多分間違ったバトニングがYouTube等で一気に普及したのだと思います。




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日本人の動画と比べるとわりと大型のナイフを使っていますが、最初の玉(丸い状態の木)割りはナイフの限界を超えています。そもそもナイフはバトニングする様に作られていません。

ナイフのポイント付近を叩けばポイントが折れるかもしれないとは考えないのでしょうか。折れたポイントが跳ね返って来るかもしれないとは考えないのでしょうか。


正しいバトニング技術を使えばナイフのブレード長よりも太い薪を割ることは簡単ですが、上の動画に限らず多くの動画は技術も何も無い力任せの行為にほかなりません。

ここには載せませんが、ある動画では危険なバトニングを娘さんにもやらせていました。無知な自分がやって怪我や最悪失明するのは自己責任ですが、娘さんにまでやらせるとは正気の沙汰とは思えません。


更にいえば火を起こす為にはバトニングもフェザースティックも必要無いんですけどね。
太さの違う大小様々な薪を拾い集めれば良いだけの話な訳です。
こういう人達は火を起こす事が目的では無く、バトニングやフェザースティック等の行為が目的なんでしょうね。
日本人の場合熱しやすく覚めやすいですから、本質を見失ったバトニングブームに乗せられているんでしょうね。

以下にバトニングで折れたナイフの画像を載せます。














この様に鉈でも無茶なバトニングをすると壊れてしまいます。




他にもbatoning knife brokenで画像検索すると折れたナイフ画像がたくさん出てきます。


バトニングをするならバトニングに適した物を使うことです。これはモーラ330というバトニング用ナイフで、薪割り用では無くバトニングをして蹄を切る為のナイフですが、若干ブレードが短いですがバトニング薪割りに適していると思います。かなり鋭い刃が付いていますから、多少鈍角に研ぎ直すか小刃を付けた方が良いかもしれませんね。





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他にもバトニングに適した物はありますので、安全にバトニングを楽しんで欲しいと思います。


ナイフで無茶(無知)なバトニングをして、得意に動画をupしている人達を正直にいってバカにしていますが、バトニングは決して無駄な行為ではありません。特に一人で寒い時期の山に入る様な人は是非とも正しいバトニング技術を身に付けておくべきです。

バトニング等で無理をしたナイフはある日ポッキリ折れる日が来ます。目には見えませんが、金属疲労が蓄積されて限界を超える日が来ます。その日が何時かは解りません。生涯来ないかもしれませんが、明日かもしれません。



以下に正しいバトニングの動画を2つ載せて置きますが、この様にクサビを作りクサビで割ります。ナイフはクサビを打ち込む切っ掛け作りにほかなりません。



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以下にオマケで斧での薪割り動画を載せますが、解る人は解りますが凄い技術です。
2つの動画は同じ人です。



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