すでに昂ぶっている彼の中心は先走りの汁を垂らし、そそり勃っていた。
ソレを食い入るように見ていたら、

「ふっ……あ、やっぁ……!」

彼が恥ずかしがって脚を閉じようとしたが、

「駄目だ、よく見せろ」

と開いた脚の間に身体を入れ、阻止する。
白い滑らかな太腿の内側にするりと手を這わせて、大きく脚を開かせると彼の欲望に手を絡める。
手で包むように上下に擦れば、またとっぷりといやらしい蜜が溢れた。

更にその奥の色付く窄りを指でやんわりと触れれば、彼は腰を跳ねさせる。

ベッドサイドから取り出したローションを手に取り、蕾に馴染まながら、指をつぷっと埋め込む。

「あんっ、………ん!」

長い指で内壁を押し拡げて擦ると、後ろまで伝う先走りの液とローションが混じり合いぐちょぐちょといやらしい音がした。

「すごいな…」

「っん!…あ、ぁ…あ……やっ」

堪らないといった感じで彼は首を左右に振る。

俺も我慢の限界だった―――。

大分、柔らかく解れた蕾から指を引き抜き、昂ぶった自身をひくついた入り口に宛がう。

「あ、……ああっーーー!」

ゆっくりと彼の中に押し入ると、僅かな抵抗を残しながらも迎え入れ、出て行こうとすると、粘膜は縋り付くように締めてくる。

「あ、あ、あ………ぁんっ…」

腰を小刻みに動かし、内部を掻き回す。
そこから生みだされる悦楽に、もはや彼は喘ぐことしか出来ていない。

彼の腕を掴んで、身体を起こさせると俺の腰の上に向かい合って座る体勢に変える。

「あ、やっ……深っ…ぃ!」

彼の自らの重さでさらに俺の欲望は奥深く入り込み、彼は一瞬身体を強張せた。
だが俺は容赦なく熱い楔を突き上げる。

「や、ぁ……あっ!やめっ……んっ」

俺の肩に顔を擦り付け、彼は快感に堪えるように俺の背中に回した手の爪を立てた。

「っつ!………」

微かな痛みに眉をしかめるが、それすらも愛おしく笑みが零れる。


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