マクロスF 長編 | ナノ

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そろそろアイリスの話も終わるだろう
だが一つ疑問があった

「シャーリー」

シャーリーにだけ聞こえる声で話しかけると何?といった様子を見せるため耳元に話しかけた

「親の事は伏せたままでいるか?」

そう言えば彼女はうんと答えた

『聞かれたら答えるけど 自分からは話さない事にする』

「そうか… シャーリーがそう決めたなら何も言わねぇ」

そうやって頭を撫でれば ありがとうと微笑まれた
いつかは聞かれる事なのはシャーリーもわかっているだろう
だが自分から辛い思い出を言いたくないのもわかった俺はシャーリーの側にいる事しか今はできなかった










「こんなものかしら」

ふぅっと息吐くアイリスはシェリルさん達に私の両親とアルの両親の関係や自分の夢を追う為にアルと離れた事を話した
私の両親が帰らぬ人になった事は秘密にしといてもらった
思い出したくない事だってあるから

「シャーリーとアルトにそんなことがあったなんて…」

こんな話をされたら誰だってそう思うと私でも思う
でも私はそれよりももっと不安で堪らない事があった

『あの…アルと私の関係を誰にも言わないでもらえますか?』

信用していない訳ではない
ただ少しでもその情報が漏れたら アルにもアイリスにも迷惑がかかってしまう
それだけはどうしても避けたい

「絶対言わないよ」

まるで信じてと言うようにそう言ったのはランカちゃんだった

「そうですよ 僕達を信用して下さい」

そう言うのはニコニコしながら微笑むルカ君

「愛しのシャーリー嬢の為なら」

そう言いながら手を握り微笑むミシェルさん

「ミシェル!なんでお前の女みたいになってんだ!」

慌てながら私を抱き寄せるアル
でも アルと目があった時 大丈夫って言ってた気がする
違う 気がするじゃなくて言ってたんだと思う
どうしてって聞かれたら上手く説明出来ないけど
側にずっと居たからかも知れない

「でもこれでわかったな」

「本当ですね!ミシェル先輩」

「これであの仮説が無くなったね」

「もしそれが本当ならアルトと距離を置いてたところね」

上からミシェルさん、ルカ君、ランカちゃん、シェリルさんの順に何かの事で話している

「何について話してんだよ」

「アルトには教えれない事よ」

「なんでだよ!」

『あの仮説って何?』

「シャーリー嬢も知りたい?」

こう言う話はやっぱり私も気になるけど アルに言えない話を聞いてもいいのかな

「そこまで真剣な話じゃないから大丈夫だよ」

顔に出てたのかミシェルさんがそんなことを言った

「だから俺にも教えろ!」

アルが不貞腐れる前なのがわかったのか ミシェルさんが「言っても怒るなよ」って言っていたけど どんな話なんだろ?

「その仮説はな…」






隠れアイドルヲタク
(ミシェル!!!!)
(だから怒るなって言っただろ!)
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編集完了いたしました!
アルト、ヒロインちゃんで書かせていただきました!



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