君の笑顔に誓うよ (2/3)






『神田!』

ある日の午後 食堂に居た俺を見つけて傍に来たのは俺の彼女の詩穂
その彼女に俺はある事を考えている
それは詩穂が俺の傍に居て幸せにしてやれるかだ
俺は自分が傷付いても治る
だがそれは自分の命を削ってでだ

『神田?大丈夫?』

「………あぁ」

俺はいつもお前を悲しませている
いつも辛そうな顔を見る
そんな顔を見たい訳じゃないのに、お前を笑顔にしてやれない
俺は泣きそうになっているその顔を見る度に辛いんだ

「詩穂 少しいいか?」

『いいよ?神田に着いて行く!』

好きな女だからこそ俺は決意したんだ
俺の名前を囁いて悲しそうな辛そうな顔をするのならいつも通りに戻ろうと
だから俺は別れを告げることにした







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