終焉と幸せの始まり
○○発覚
一日の中でいろんな事が起こると何かとしんどいと改めて知った
ただいま私達はユウと二人で暮らす庭付きの赤い屋根の大きな家にいる
どうして私達と複数系なのかと言うと…
「詩穂!これはここでいいの?」
『うん!』
「神田〜!これはどこに置いたらいいんですか〜!!」
「そこの物置に入れておけ
ラビ、このソファを持ち上げるのを手伝え!」
「わかったさ!」
引越しの片付けを手伝ってもらっています
遡る事 数日前…━━
盛大な結婚式が終わって三日後のある日
この日は引越しをする為に服から本から何から必要なものを段ボールに積めていたけど朝から体調が優れなかった私
『うぅ… 気持ち悪い…』
「それだけ辛いなら少し横になっていろ」
壁に手を付いて耐える私を優しくさすってくれるユウ
だが横になると大変な事になるのは目に見えていたので椅子に座る事にした
座るもののやっぱり気分は悪いままで 何か変なものでも食べてしまったのか…?などを考えるが 別にコレと言ったものがなく どうしてなのだろう?と考えていた矢先 酷い吐き気に襲われてすかさずトイレに直行
やっぱり何かに当たったのだろうか?
水の流れる音を聞きながら私はトイレを後にした
トイレを出れば心配した様子で私の側にユウが駆け寄って来てくれた
私も優しく抱きしめてくれるユウに幸せを感じながら抱きしめかえした
なんだか新婚って感じが凄く暖かくてくすぐったい
「一度婦長に見てもらった方がいいだろ?」
ユウにもかなり心配され さすがに行った方がいいとなり婦長の元に行く事に
着いて行くと言ったユウだけど今日中に引越しをしなければならないので大丈夫と微笑んで婦長の元に向かった
心配そうな顔をしているユウには申し訳なかったけど どちらも行ってしまったら荷物が片付かないから仕方ない
そして婦長の元に着いて体調が優れないことや 戻してしまったこと等を言うとすぐに検査をする事になった