ぶつぶつ | ナノ


なまえ「緑間ー辞書貸して」
緑間「貸してやってもいいが…なんでわざわざ遠くのクラスにまで来るのだよ」
なまえ「私だってほんとは桃井ちゃんのを借りたいけど体育で後片付けとか着替えとか忙しそうで。ほらあの子胸つかえて大変そうじゃん?」
緑間「俺にふるな…!」
なまえ「黄瀬も体育だし赤司に借りるなんて面倒なことになるし体育は2クラス合同だから紫原も体育だし。つっても奴からは借りないが。つまり消去法で緑間なのだよ」
緑間「語尾を真似るな。さてはみょうじお前、友達がいないのだろ?」
なまえ「お前には言われたくねええ!友達いるわ!ただ辞書を持ってるような子がいないだけで!」
緑間「類は友を呼ぶのだよ」
なまえ「あーもううっさいな!早く貸してくんなきゃ授業始まっちゃうじゃん!」
緑間「仕方ないのだよ。電子辞書、壊したら弁償だからな」
なまえ「あーはいはい履歴にえろい単語あったら即青峰と黒子にばらしてあげるから!じゃあなむっつり眼鏡!」
緑間「早急に俺の電子辞書を返すのだよ…!」
なまえ「つまり見られたらまずい履歴があるんだなー絶対見てやる!」
緑間「断じて違う!お前に貸す辞書はないと言っているのだよ!」
なまえ「追っかけてくんな緑間ああ!」
緑間「早く返せみょうじ!」

青峰「ん?いま廊下走ってったのってなまえと緑間じゃね?」
黒子「青峰くん見てはいけません、それは気のせいです」

後に二人は職員室前で教師に捕まり説教を食らいましたとさ。

緑間「みょうじ、見ているのだよ…!」

なまえへの復讐と、もうなにも物を貸さないことを誓う緑間であった。

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