少人数でもいいじゃない
 
 
円「という訳で!」

鬼「何がという訳で、だ」

豪「……」

円「楽譜配るぞ!いない奴のは次回配るから自分のだけ取りにこーい!」

吹「はーい」

ガララッ

冬「遅れてすみません…!」

円「おおふゆっぺ!」

冬「ごめんね、お父さんに頼まれてた楽譜をコピーしてたら遅くなっちゃって…あれ?」

円「どうしたんだ?」

冬「今日、なんだか人数少なくない?」

土「みんな里帰り中なんだよなー」

鬼「ちなみに春奈もだ」

冬「そうなんだ…あ、楽譜はこれとこれ。お父さんはもうすぐしたら来ます」

円「おっしじゃあ、久遠先生が来るまで各自で練習な!木管がメインの曲が多いから、しっかり指さらっとけー!」

―10分後

久「今日は人数が少ないが、いつも通りやる。円堂、チューニングはもう済んでるよな」

円「はい、バッチリです!」

久「よし、シンフォニー8番3楽章、いくぞ!」

『はい!』

〜♪〜♪〜♪
―初見合奏終了後

吹「なんで旋律が僕しかいないの!?」

鬼「クラは転調する前まで旋律だ」

吹「転調した後は旋律じゃないでしょ!?」

鬼「あぁ、裏方だ」

久「…豪炎寺、できそうか」

豪「はい、トロンボーンはできますが…木管が」

吹「なんで旋律僕だけなのおおお誰かやってよおおおうわあああん」



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実話です。
これの前の話も実話をもとにしてます。
わたしの気持ちを吹雪くんに代弁してもらいました^^

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テーマ「人外ファンタジー」
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