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授業が始まり4時間目が始まった。
お腹が鳴りそうだけど耐える


『あ…財前寝てる…』

ふと横を見ると、財前が気持ち良さそうに眠っていた。

寝顔もイケメンだなくそぅ…

ノートにこそっと財前を描いてみる。
あ、ちなみに私、絵も描きます。
歌をうpるとき私の感じた世界観を表現したくて描いてるんだけどそこまで上手くない。

尊敬してる絵師は、るのさん。HNは大好きなルノワールから来てるんだって。
凄く美しい絵を書く人で水彩画が得意らしい。あとふわふわしていてとても可愛らしい声で、ごく稀に生放送で歌ってくれる。


軽い落書きの筈が、結構真剣になってしまい、板書が追い付かなくなり慌てる。

わ、あと5分…

3分

1分


ぐぅ
『!!?』

お腹が鳴っちゃった///
で、でも誰も気付いてないよね…


キーンコーンカーンコーン♪

お昼休みに入った。
紅亜は購買に行ってくるらしい。

『財前まだ寝てるし…』


彼女が待ってるだろうし起こしてあげた方がいいよね…

『財前…財前…』


軽く背中をぺちぺち叩くとうっすらと目を開けた。


「ん…しらたまか」

『もうお昼だよ。
彼女さん待たせちゃダメでしょ』

「…は?」

『だから、彼女さん屋上で待ってるんじゃないの?』

「お前何言っとん…彼女なんておらんし」


あれ?
財前がお昼休みは嬉しそうにどっか行くからてっきり彼女かと…

『そうなの?』

「おん。
あの人達はただの「ざいぜーーん!!遅いから迎えに来たでー」


財前の台詞を遮って教室に入ってきたのは…




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