『ユウジー』

「おー、ちょお一回部屋来い」

『え？出かけるんじゃないのー』

「ええから」

『んー、わかったー』


「ん」

『へ？』

「クリスマスやろ？やからやるわ」

『ありがとう。
ラッピングが可愛くて開けるの勿体無いな〜』

「それじゃ意味無いやろ」

『そうだね。
あ、じゃあはい。私からもプレゼント。
せーので開けよ』

「おおきに。
…ぶっさいくなラッピングやな」

『うるさいっ！ほら、開けるよ。せーのっ』


『「…ロングマフラー？」』

「プッ…まさかの一緒」

『ユウジも手編みとか。やっぱ器用だね』

「当たり前やろ。お前もまあまあやな。」

『そうやって文句ばっかりー
そういえば何でロングマフラー？』

「…お前こーゆーん好きなんやろ？
出かけるのにあったかいしはぐれへんからエエと思て」

『ありがと。
でも片方必要なくなっちゃったね』

「んー…貸してみ」

『ん。って何やってんの!!?』

「こうやって端と端を編めば…ほれ」

『長くない？
それに一緒にいる時しかできないじゃん』

「…ずっと一緒におればええやん」

『！！』

「ホラ、行くで」

『うんっ！』


クリスマスwithユウジ


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