決まった異動
「え? 異動?」
大学生になって初めての年。
松田さんの報告に思わず聞き返す。
「あぁ、だが……強行犯係だな」
「まぁまぁ、一課に異動なっただけマシだって」
ははは、と笑って頬杖をつく萩原さん。
「確かにね〜まぁ良しとしようよ……
ファックスの件だって捜査できないわけじゃないじゃん?」
「……去年数字が1だった」
「うん。らしいね。
目暮警部に聞いたよ」
「お前はどう見る?」
「何かが起こるのは今年のあの日。
恐らくそれがまた爆弾事件だろうってこと、かな」
さて、どうやって救おうか?
原作と違うのは萩原さんまでもが強行犯係に配属になったということ。
萩原さんがいるならばもう1箇所に仕掛けられる爆弾の処理は萩原さんに任せられる。
問題は観覧車。そちらの爆弾をどうするか。
……あー、ちょっと博士ん所行ってみるか〜……?
決まった異動
また始まった。
*
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