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そんなこと言わないでぇ。ワタシとセルジオ君の仲じゃない」
「疑わしい事を言うな!」
「やぁねぇ照れちゃって」

ダベラスは頬をツンとやる
更に引っ付きキスしようとする

「ちょ…やめ……」
「ん゙〜〜〜〜〜」
「やめろぉぉぉ!」

彼の声が響いた

その後、病院へ搬送された
あまりのショックとキモさで気を失ってしまったのだ

彼は病院で全治四ヶ月と言われた
どうも腕だけでなく肋骨も折られていたらしい

しかも更に栄養失調まで言い渡された

彼は特に驚かず飄々と答えた

「ここ数日飯を食ってないからな。だが何の問題もない」
「いいえ、あります!いいですか?最低でも二ヶ月は入院してもらいますからね!」
「ヤダ」
「ヤダじゃありません!そんなんだからげっそり疲れたような顔をしてるんです!」
「生れつき」

そんな会話を繰り返していた。

結局セルジオはあのあと入院することになった

優勝賞金は全て入院費に消えることになる
手を抜いてスリリングを楽しむとこういうことになる、と思った最悪な気分だった

「キモい……キモい………キモい……」



                 End

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