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ガレッドは更に身体を震わせる
それを嘲笑する

ついにとうとうガレッドの理性が切れた

「さっきから黙っていれば調子に乗っちゃって!許さない……許さないわ……!」

ガレッドは先程とは比較にならないスピードで攻撃を繰り出してくる
攻撃はどんどん加速し、ついにとうとうセルジオは避け切れず攻撃が腹に当たり壁に激突した

「がはっ……」
「さぁ、子猫ちゃん。お仕置きタイムよ」
「………ほざけ…っ」

襟を捕まれ顔と腹を何度も殴られる
うめき声を上げまいと堪える

ガレッドはセルジオの細い腕を掴んだ
力を込める
すると鈍い音を発てて折れた

「……っぐ…」
「どこまでやせ我慢出来るかしら」

ガレッドは腹に膝蹴りをお見舞いする
セルジオは折れてない方の腕でそれを止めた

「なっ……」
「…調子に乗るなよ。この糞が」

顔面に思いっ切り蹴りを食らわす
ガレッドは堪らず後ろによろけた

だがセルジオは休ませる暇もなく攻撃を浴びせる

ガレッドの腕を掴み、腕を蹴り上げ一本折った
悲痛な叫び声が聞こえる

「あ゙ぁぁぁぁぁぁぁ゙!!」
「…さっきの仕返しだ。全く……手加減してやれば調子に乗りやがって。さぁ、どうしてくれようか」

ガレッドの頭をブーツで踏み付ける
ゴリゴリという音がする

「その醜くい顔を更に醜くくしてやろうか?」
「…」
「それとも鞭打ちがお好みかな?」

彼は鞭ではなく真っ白い糸状の者を取り出した
鋼糸を紡いだものである

「…」

反応がない
何だか自分が痛い奴みたいじゃないか

レフェリーがガレッドを仰向けにする
ガレッドはもう気絶していた

レフェリーは旗を上げる

「勝者はセルジオ・ロックバーン!彼には賞金3万円と花束が贈呈されます!」

ここの闘技場では優勝者には賞金と花束が女の子から贈呈される
この花束贈呈は女の子の憧れだ

花束贈呈する女の子が現れた

不快な笑い声に不快な声の女?が現れた
セルジオは眉をひそめる

「この声はダベラス…?何で貴様が?貴様もオカマだったのか?」
「セルジオくーん、おめでとー」

女装したダベラスがセルジオに抱き着こうとする
それを何とか回避する

「セルジオくん酷いわぁ。それはそうと軍に戻る気はなぁい?」
「ない。何度言えば分かる。そんでもって離れろ!半径五b以内に近付くな!」

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