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うわっ…聞いてないよ
つかよくこんな状況で見付けられるよね
しかも本物

不思議でしょうがない

俺はついにとうとう逃げ場を失う
奴は満面の笑みを浮かべてやってくる

「観念しやがれー」

魔法弾を浮かべる
爆発させる
壁を蹴って避ける
ついでに相手に蹴りを食らわす

「っ〜〜……!お前はレディーを大切にしろって親に習わなかったのか!」
「習ったけど魔物に女かどうかなんか関係ないだろ!」
「エメラルドだー。探せばあるんですねー」
「空気読めや!」
「空気は読めませんよ」
「そっちの空気じゃないわ!」

奴とハモった
何か嫌な気分

「あーイライラするぅぅ」

相手は土壇場踏む

巨大な火の玉を作る
そう、例えるならばドラ〇エのメラゾーマだ

あんなものを放ったら建物が崩れるのは当たり前だ
だが、止めれる自信がない
ダベラスはダベラスで面白そうに見物しているし
何だかやんなる

地面を蹴る
相手の背後に立ち蹴り上げる
天井に減り込み、落ちる

「貴様〜…一度ならず二度までも!殺してや…」

ゴツンという音が響いた
そう、ゲンコツの音だ

ダベラスが相手の背後に立つ
目が笑ってないけれども口を引き攣り上げて

元々彼の口は少し裂けているから色々と怖い
つか顔や言動、行動自体が怖い

本人曰く、ハロウィンで口裂け女ではなく口裂け男やろうとして切ったのはいいが止められたせいで中途半端に切れてしまったそうだ

因みに今は中華にはまり中華風なう。前回は色々とアレだった


口元にしている金具はその名残だとか


相手の顔が青ざめる
そして次の瞬間、奴の絶叫がこのフロアに響いた
そう、微妙に揺れるくらい……

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