跡地チェスif
あらすじ
レスターヴァに召喚された夢主は養われている分の恩を返す為、ペタと復活したファントムに世界事情を叩き込まれロランの監視を受けながら特に洗脳もされずチェスの兵隊として普通に生活を送っていた。
無法地帯と化しているレスターヴァ城内で過去の身内の不祥事を理由に名も無きモブ共に陰湿な嫌がらせを受ける夢主だったが、司令塔も参謀も甘やかす気は一切無かった上にヴェストリの元カノに会いに行っては失敗したりウォーゲームの開戦準備で普通に忙しかったのでロランに報告をさせながら二人は傍観の立場を貫いていた。
制裁の可能性を微塵も考えず嫌がらせを続けるモブ共のチキンレースにある種の感動を抱いていた夢主だったが、一線を越えた行いについに額の血管が悲鳴を上げる。
泣き付く所か城内乱闘の許可を得に来た夢主にファントムは大喜びで許可を出すとその日の内に得意の屁理屈と肉体言語で解決した。
野次馬の中から優雅な足取りで飛び出して来たエモキスに「ブスな顔が台無しだし」とハンカチを差し出され返り血を拭いた所で夢主の新たな人間関係の幕が切って落とされる。
上との繋がりが強い夢主に媚びを売ると言う打算的な考えによる接触だったが自身もビショップ三人衆の一人が側にいればいい加減嫌がらせも減るだろうとやはり打算的な考えがあったのでお互いの利益の為に奇妙な関係を築き上げる事になったが何か普通に友情が芽生えて仲良くなった。
ロランとの修行、特に回避行為はまるで参考にならなかったのでエモキスに修練の門で鍛えて貰う事になったが彼女の動きも独特過ぎて思った以上に駄目だった。
こうでも無いああでも無いと騒いでいる一方、外では異界の人間がもう1人いる事なんて知らないままギンタ達がウォーゲーム予選に挑もうとしているのであった。
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