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ハリポタパロ(青黄)
※ハリポタパロ、クィディッチしかしてない青黄
※新里はあまり深いところまで物語を知らないにわかですので間違った表現等あると思います、何でも許せる方向け
笛の音が鳴り響いて、試合開始の合図だ。
試合開始直後に投げられたボールを受け取って、一気にホウキを加速させる。ゴールにそのまま投げ入れて、まずは10点だ。
「おっしゃナイスだ黄瀬ぇ!次行くぞ!」
「はい!」
にか、と笑みを浮かべて拳を掲げる憧れの人。隣で一緒に飛んでるなんて夢みたいだと思ったけれど、まだまだ夢見心地ではいられない。試合はまだ、始まったばかりなのだから。
「っ、くそ…!」
さっきからマークがきついとは思っていたが、まさかここまで露骨に当たってくるとは。先程からガツガツと左右からどつかれ体が安定しない。それでも持っているボールは手離すわけにはいかなかった。ぐらり、体が傾き、片方に居た奴がひょいっと上に移動した。体が大幅に揺れる。
「(――やばい、落ちる…っ!)」
体が浮遊感に包まれ、思わず目を固く閉じた。
瞬間、ビュッという風を切る音が耳元で聞こえ、がっしりと体が受け止められた。
「しっかりしろ、落ちんな黄瀬」
囁かれた声は聞きなれた彼のもので。ホウキの上で体勢を整えたと思った瞬間、持っていたボールを青峰っちに奪われた。そのまま上昇していく彼。先程俺に異常なマークをつけていた二人組が、後を追う。
「青峰っち!」
「心配すんな!おまえはアレ追いかけろ!」
アレ、と目線で示されたのは、金色に輝く小さな球体。
一瞬どうするか迷ったけれど、オレは体を前かがみにすると一直線にそれに向かってホウキを飛ばした。後ろから、同じくそれを追っているらしいプレーヤーが迫ってきている。
負けるわけにはいかなかった。
「そこまで!此方のチームに150点!」
手にした金色の球体を掲げれば、仲間達が一斉に駆け寄ってくる。青峰っちの姿を探すと、最後にゴールしたらしくポストの近くでガッツポーズをしていた。下には、伸びてしまっている先程の二人。
「青峰っち、怪我は!?」
「だいじょぶ。それより黄瀬、おまえやったじゃん!」
がしがしと乱暴に頭を掻き混ぜられ、此方も負けじと脇腹辺りを肘で小突く。
今この瞬間が楽しくて、二人で心の底から笑い合った。
空を飛んでいても、どこに居ても、あなたは私が守るから。
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ほんと雰囲気だけの話になってしまいまして申し訳ないです
ホウキを操る青峰さんが異常なくらいイケメンで困りました
comment:(
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2013/04/08 21:02
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