こねた | ナノ


ホワイトクリスマス3(青黄)



※ちょっと卑猥




「おーおー、モデルが間抜け面晒してんな!」
「ん、んんー!ん、っぶは!信じらんねえええっ、食いもん粗末にすんなって親に教わらなかったんスかあんた!」
「粗末にしてねーよ、これから食うんだから」
「は?っ取り敢えず布巾持ってきて、あーもーいきなり顔にケーキぶつけるとか、ッ」
「待てって、動くなよ。動いたらクリーム落ちてべたべたになんだろーが」
「はあ!?あんたがしたんだろ、っていうか今更べたべたとか気にしてる場合じゃな……っひゃあっ!?」
「おー色気ねぇなー」
「ふざけ、っやめ…っん、ぁ」
「だーから動くなって!舐め辛ぇだろ」
「舐め、んなっ……ひっ、ぁ…ん、っふ」
「…っは、甘っ」
「は、ぁ…んっ、あ」
「…案外、お前もノリノリだろ?」
「……でもケーキは流石に」
「うっせぇなあ。いーじゃん、ローション代わりにもなるし」
「…え、ちょ、まさかそれ使う気じゃないっスよね、ねえ」
「はあ?寝惚けてんのかお前、使うに決まってんだろ。おら、足開け」
「いやあああああっ!!やだって!食べ物っスよ!ねえ!」
「安心しろ、一緒に食ってやっから」
「あ、それならいいかも……じゃねっスよ!ふざけんな!」
「ノリツッコミとかいーから黙ってろ」
「ひっ、人の親切心を何だと思って…!」
「お前の親切心なんか下心見え見えだよ」
「失礼な!」
「はいはい、黙ってりゃ気持ちよくさせてやっから」
「くそっ、それなんかむかつく…っ、ぁ…は、青峰っち、一個、いっスか」
「あ?」
「クリスマスプレゼント、さあ…っん、…指輪、とか」
「…はっ、そろそろピアスじゃ満足いかねぇの?」
「んなこと、ない、けど…は、あっ……そろそろ、そーいうのも、考えていいかなって…」
「…なに、結婚してくれんの」
「…はっ、なんつー顔してんスかあんた…っ、…実はけっこー前から覚悟決まってた、し、さ」
「…ふーん」
「この前、っぁ…青峰っち、言ってくれたじゃん。そんときから、覚悟決めてたっていうか、いつかちゃんと言おうって思って、て」
「あっそ。……じゃ、改めて言ってやろうか」
「うん、言って」
「一生オレについて来い。オレ以外の奴の背中なんて追いかけんなよ、死ぬまでずっとオレだけを見てろ」
「ぶはっ、なにそれ」
「プロポーズだよプロポーズ」
「だっせぇ!」
「言ってろ」
「…じゃ、オレからも」
「ん。早くしろよ」
「あんたほんとムードとかねぇな」
「うっせ。早くしろ」
「……中学んときから今までずっと青峰っちを追いかけてた。あー違う、今も追いかけてる!」
「抜かせねぇけどな」
「絶対抜いてやるから!」
「へーへー。…じゃ、黄瀬」
「…はい」
「お前が好きだ、結婚しろ」
「あくまでもそこは命令形なわけね…、そういうとこも好きっスよ」
「返事」
「喜んで!」



Merry X'mas!

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青黄クリスマス小話3連発でした、お付き合いいただいた方有難う御座いました
青黄ちゃん結婚しましたねおめでとう!

comment:(0)
2012/12/25 23:26

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