こねた | ナノ


甘党(青黄+黒)




「…君達、いつ結婚するんですか?」
「はあ?」
「中学の時から、まあ色々ありましたけどずっと付き合ってますし。高校卒業してから同棲始めてましたよね。僕の耳には指輪まで送ったとかいう話まで入ってるんですが」
「おいそれ誰から聞いた」
「桃井さんです」
「あのやろ、……まーいいわ、事実だし」
「…それで、話を戻しますけど」
「あー…結婚とか、しても意味ねーよ」
「……青峰君…」
「んな目で見んな。別にそーいう意味じゃなくて、しても今と変わんねえってことだよ」
「…どういう意味ですか」
「あいつが帰って来るところにオレが居るし、オレが帰る場所に必ずあいつはいんだろ。下らねえことも死ぬほど話してる、勿論欲求不満にもなっちゃいねえ。このままで何も不自由はねえよ」
「……良いんでしょうか」
「いーんだよ。あいつも、今のままで納得してる。世間の目もあるしな」
「…何か、意外ですね」
「あ?」
「青峰君が世間の目を気にするなんて」
「そりゃ、オレはどーでもいい。けど、黄瀬の方はそうにもいかねーよ。気にかけてねーと大変だろ」
「…黄瀬君のこと、大好きなんですね」
「…ん。まーな」




死ぬほど甘ったるくても、僕は案外嫌いじゃない
(まあ、目の前で堂々と惚気られると流石に歯が浮きますけど)
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保護者的立場の黒子さん
因みに桃井さんは「え?青黄夫婦のことでしょ?知ってますよお、こうなると思ってたから!」って感じで色々知ってます、勿論夜の営みとかも全部筒抜けです

comment:(0)
2012/12/18 22:41

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