こねた | ナノ


例えるならおにごっこのようで(青黄)



「…黄瀬」
「ん?」
「おまえ、なんでオレなんか選んだんだ」
「…なに、そーいう話っスか」
「…お前面良いし、女とか放っといても寄ってくんだろ」
「そーっスねえ。寄ってくる、だけ」
「…、」
「憧れて、死ぬ気で追いかけて、それでも届かなくて、くそーって悔しくなったのはあんただけだし。で、あんたはそんなオレに手を差し伸べるわけでもなく、ずっと走ってってくれた。だからその背中を、安心して追いかけることが出来たんスよ」
「…長ぇ」
「ごめんって」
「…まーでも、納得したわ」
「…そお?」
「結構本気で突き放してたつもりなんだけどな。此処までしつこく追ってきたのはおまえだけだよ」
「…はは、まだ途中っスけどね。いつか絶対追い抜いてやる」
「出来るもんならどーぞ」
「絶対だかんな。青峰っちも、それまで止まんないでよ」
「誰が止まるかよ、待ってなんかやらねーぞ」
「知ってる!」



隣に並ぶなんて甘いもんじゃない
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青黄は永遠に青春しててほしい

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2012/12/18 22:27

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