こねた | ナノ


黄色の決意(青黄)

甘さは捨てる。

それがオレの勝つためにしなければいけない事だ。


「――憧れるのはもう……」


其処まで言って、ほんの少し後悔した。


あぁ、もっとバスケをする姿を見ていたかった。
同じコートに立っていても追いつけない、ただ背中を見て走ることだけ。それだけでも、オレは幸せだった。

輝いてるアンタを見るのが、オレは何より好きだった。


いつからか、その輝きはくすんでいってしまったけれど。
それでもオレは、アンタのプレーが、アンタの笑った顔が、


アンタが、好きだった。



「憧れるのはもう、やめる」

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2012/09/21 20:38

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