君が生きてたらもうちょっとだけ幸せだった
お姉さんの首の骨
多肉植物はハチミツは食べない
冬のレストランで
深海のスープを飲むの
寂れた街の規模の夢なら1ドルでもお釣りがいるぜハンドバッグ少年
怪獣の365日
(僕の緑の血は一年後に酸になって溶ける魔法を注入されたの。)
太っちょの猫が自転車の荷籠で私のウォークマンから流れるBGMを鼻で笑ってた。雑種のおまえは揺れるしなやかな尻尾もないんだね。生物学が発展してももう一人の私は生まれないのだ。半年後、ママは泣くのだろうな。
わたしが人間になるにはろうそくが30本必要だった
くらげが月を食べれないなんて誰が決めた
トリカブトを練り込んだ口紅でリップサービス
飢えた日の雨すら忘れよう仙花
そうかヒロインだったのか
幽霊になっても宇宙旅行はできなかった
七年前の機械工学じゃきみは治せない
その電子回路がどうしてあなたに悲しい思いをさせるの
一週間キッド
「ばーか」
カビの生えたパンを食べちゃえ
炊飯器でおかゆを作っちゃえ
ハーフパンツがざらざらになっちゃえ
可燃ゴミにペットボトルを捨てちゃえ
漫画の七巻が見つからなくなっちゃえ
月曜日に9時に起きちゃえ
スズメバチの巣に話しかけちゃえ
ただいまがベランダまで突き抜けちゃえ
(
今じゃそうやって生きられないあんたが好き)