先輩妄想につきご注意!
ついったのサルベージです
お題はお題ったーから!

【怖くない、と言ったら嘘になるけど】
「嶺二はボクが怖いの?」
どうして?
「あんまり近寄ろうとしないから」
それは藍ちゃんが俺に意地悪するからだよ
「で、どうなの?」
怖くはないかもしれないけど
「けど?」
目が怖いかもしれない
「………」
ごめんなさい


【おやすみ、可愛い人。】
頭を動かしながら眠気と戦っている嶺二の姿はいつも以上に間抜けだった。
「鬱陶しいから寝てよ」
「でも、仕事…」
「起こしてあげるから」
「…藍ちゃん」
ありがとうと短く言うと、嶺二がそのままボクの肩に頭を落として寝ていた。別に寄りかかっていいとは言ってないんだけど、そう思いながら嶺二の頭を撫でた。


【泣いたり笑ったり 】
寿嶺二という人物は実に厄介だ。テレビを見ていて些細なことで笑い出したり、ある時は珍しく読書をしていると思えば可哀想な話と泣き出す。いい大人がこんなに喜怒哀楽が激しくていいのかと時々思う。けれどおかしなことに、ボクはそんな寿嶺二が気になって仕方ないらしい。



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