「っぁ、おと、や……!」

目の前にでひっきりなしに喘いでいるトキヤを見るといつも思う。テレビの中のHAYATOでもなく、学園内のトキヤでもないその姿は紛れもなく俺だけに許されたもので、最近自覚したけれど俺は結構独占欲が強いらしく、そんな欲を掻き立たせられる。

「ねえ、トキヤ…もっと声聞かせてよ」
「な、なに………あっ、」

一瞬動きを止めてそう言うと、物足りなそうな表情を少ししたトキヤがなにがと聞きたそうにしていた。ここで答えてもよかったのだけど、どうせこの行為が終わったあとには忘れられているのだろうと思ってそのまました。
呼吸を整えているトキヤにお構いなしに律動を再開させると、入れられる瞬間を苦手とするトキヤは一層高い声をあげた。

可愛い、本当に可愛い。俺だけしか知らないトキヤを見せられるのが嬉しくて、快感に煽られつつも顔を赤くしているトキヤの頬にキスをした。


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