あけましておめでとう!!
【22時に跡部の家集合な!!】


がっくんからそんなメールが来たのはつい先程。

現在の時刻21時45分。


「…間に合うわけないでしょ!?」

どうも皆様こんばんは。
氷帝テニス部マネージャーの苗字名前です。
今年ももうすぐ終わりなので毎年の恒例のようにこたつにはいってテレビで某絶対に笑ってはいけない番組を見て笑っていたら部活仲間の向日岳人…がっくんからメールが来た。

とりあえず寒いし家から出たくないので拒否のメールを返信してまたテレビを見始めた。
それに跡部の家知らないし。

そして数分後私はこの判断を後悔する。


数分後メールの返信の代わりにがっくんとジロちゃんと樺地君が家に押し掛けてきた。
そして訳もわからないまま樺地君に担がれて黒い車に乗せられた。

同じようにびっくりしていた親にがっくんとジロちゃんが何かいっていた。

そうして私は拉致られた。
この間約3分。









―――――

『で、何か言うことは?』

「「スミマセンデシタ…」」


黒い車に乗せられ数十分後…
着いた場所は勿論跡部宅。
初めて来たけど家じゃなくて宮殿だよね。

執事さんとメイドさんがお出迎えしたときはびっくりしたよ。
3人は馴れたみたいだったけど。
そして案内された部屋に入りドアが閉められた瞬間私はがっくんとジロちゃんを床に正座させ仁王立ちで説教中。
樺地君は多分命令されただけだから罪はない。

『まずこうなった理由を教えて』

「皆で年越したかったから跡部の家集まったんだけど名前だけ呼ぶの忘れてたんだC」

なんか私惨めだな、おい

「名前の両親には許可とったぜ!」

がっくんがぴょんぴょんはねながら言った。可愛いなこのやろー
さっき両親と話してたのはそれだったのか。
てか軽すぎるでしょうちの親。

『てか、皆って…?』

「レギュラー+αだC」

「今はちょっと出掛けてるけどもうすぐ帰ってくるぜ」

するとタイミングよくドアが開いた。


「お、名前やん!やっと来たか」
「名前さんこんばんは」

「どうも…」

「おせーぞ名前」

上から忍足、鳳、日吉、跡部

『やっほー鳳と日吉』

後輩は大切にします。

「何で無視するん!?」

『だっていきなり人呼び出しといて遅いとか…こっちの台詞よ!!』

「わりぃな名前」

『わっ!!亮じゃん、遅かったね』

忍足といいあってたら亮が息をきらしながら入ってきた。

「あぁこれ買ってた、売ってるとこなくて走り回ったぜ」


『これは…?何でこんな時期に?』

「ちょとした計画だ」

そういい亮は私に小声で計画内容を教えてくれた

『…なるほど。私も協力させてよ!』

「いいぜ、…跡部!」

「なんだ」

「名前も計画参加させるからな」

「かまわねぇ、最初からそのつもりだ」

『絶対成功させようね!』

「「あぁ」」

3人でニヤリと笑い合った。




―――――――

それから皆で話たりご飯食べたりしてぐだぐだしていた。

日吉と忍足ががっくんとジロちゃんの世話をしてくれている間に私たちは跡部の庭に来て計画の準備をしていた。

ちなみに鳳と樺地は二人でなんか話してた。
和むなぁ、あの二人


『ねー亮ー』

「なんだ?」

『今思ったんだけどさぁー』

「なんだよ」

『これさー跡部に頼めば買いにいかなくてもすんだんじゃないー?』
「……あ」



「お前ら終わったか」

少し離れたとこで作業をしていた亮とそんな話をしていたら跡部がやってきた。

『あと少し』

「俺もだ」


そして数分後…



『出来た!!』

携帯の時計を見たら今年も残すとこ後10分ぐらいで終わる。

「ギリギリだったな」

『けど間に合ってよかったよ』
跡部と何気なく会話をしていたらいつの間にか亮が皆を連れてくれていた。

「呼んできたぜー」

『皆いらっしゃいー』

「何で名前が迎えてるんや」

「いきなり何ですか寒いのに」
「ひ、日吉っ、先輩に向かって失礼だよ」

いい後輩を持ったな私。

「何かするのか?」

がっくんとジロちゃんからキラキラした目で見られた。
可愛いなこのやろー

また皆で話していたらで残り1分となった

「そろそろ時間がねぇぜ」

『まぁ見てなよ』

私と亮は自分の担当場所に移動して準備完了。

『んじゃカウントダウン行きますか!!』


「「じゅうっ!きゅー!はちっ!ななっ…」」

がっくんとジロちゃんの元気なカウントダウンを聞きながら私と亮はそれぞれの導火線に火をつけた。

「「さんっにー、いち!!」」

ヒュー…ドンッ!!

空一面に氷帝カラーでもある水色の花火が打ち上がった。

『きれー…』

思わず呼吸をするのを忘れてしまうぐらいに綺麗な花火だった。

「すげー!!これ跡部たちが!?」
「綺麗だC」

「真冬に打ち上げ花火って大胆やな」

「そういえば途中から3人居なかったですね」

「これ準備してたんですか」

「あぁ」

「流石です宍戸さん!」

『私たちもいるよ鳳、まぁ最初に計画したのは亮と跡部なんだけどな』

「俺様はただ場所を提供しただけだなぁ、樺地」

「ウス」

『あー跡部照れてるー!!あ、皆




















!!
(これからもずっと皆でテニスできますように…)








――――――
あけましておめでとうございます!
なにがしたいのかわからなくなった作品。
途中から空気になったキャラたちすみません。
今年初小説がこれとか…
不完全燃焼です←
とりあえず今年もよろしくお願いします!

20120101


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