box02 | ナノ


※名前はクリスではなく衣装の名前です。
性格は勝手な妄想です。



刄uレーキが無いのが初期装備なウォーリアさんと彼に恋する女の子

「ねえウォーリアさん、わたし、女の子としての魅力がないんでしょうか…」
「どうしたんだ急に。」

だって、こんなにくっついてるのにあなたの表情はピクリとも動かないし。わたしはあなたが大好きなのに。今わたしのばくばく言ってる心臓の音を聞かせてあげたいくらいに。
あなたはわたしの気も知らずに、うーん、そうだな…なんて言いながらわたしを見つめる。ああ、今にも心臓が飛び出しそうだ。

「あー、ここらへんがちょっと足りないかな。」
「ひゃっ!?」

むぎゅ、ウォーリアさんはわたしを後ろから抱きしめてそれから胸を鷲掴んだ。一瞬で離されたけれどかなりびっくりして奇声と一緒に心臓も飛び出していきそうだった。

「それ以外は合格点だ。後は女の子としての自覚を持ってくれ。」
「え?」
「そんなに接近されるとまあ、俺も男だからな。」

あとは察してくれ。なんてウォーリアさんは苦笑する。

「そ、それは女の子として見てくれてるってことですか!」
「っ、あのな…大人をからかうなよ。」
「からかってません!わたし、ウォーリアさんのこと…!」

そこまで言ったところでウォーリアさんに口で口を塞がれた。むぐ、なんて色気のない声が洩れたけどウォーリアさんは気にしてないみたいだった。
突然のことにびっくりして体が動かない。でも、いやじゃない。ずっとこうされたかった。
あ、煙草の味。




剔瑞H系肉食男子ゼブラさんと肉食系草食女子オオカミちゃん

「ずいぶんと可愛いオオカミだな。」
「や、離してください!」
「まあそんなこと言うな。それに、先に俺の食事に手を出したのは君の方だろ?」

見知らぬシマウマさんに捕まってしまった。彼が言うようにわたしが悪い。あまりにお腹が空いていたから、人様の野菜を食べようとしてしまったのだ。
わたしはオオカミなのだけれど、こどもの頃からお肉は苦手で、食べると体が拒否反応を起こす。
だから野菜を食べているのだけれど、最近この辺りは不作で、困り果てているとシマウマさんの住んでいるところにたくさんのお野菜があったので少しぐらいならいいだろうと美味しいニンジンに手を出してしまったのが運の尽き。この野原で一番怖いという噂のシマウマさんの畑だったようで、わたしはあえなく捕まってしまった。ここここわいよう…!

わたしが悪いのだけれどシマウマさんが今にもわたしを食べちゃいそうだったから、オオカミの特徴を活かしてじろりと睨み付けるとシマウマさんはちょっと傷ついたみたいな顔してわたしの尻尾から手を離した。

「え…?」
「悪かったな。最近肉が食えてないから苛立ってるんだ。早くここから出て行った方がいい。今にも部屋の奥にあるライフルを取り出してしまいそうなんだ。」
「シマウマさんは草食動物じゃないのですか?」
「ゼブラだ、俺の名前は。」

ゼブラさん、わたしが何気なく呟くと彼は少しだけ嬉しそうな顔をした。あれ、一番怖いので有名なゼブラさんが、あれ、意外と可愛い?


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続くのか続かないのか。
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