2.盗撮が犯罪って知ってますか？
「それ！あっ謙也のパンツの柄だっさ！」
「なっ…やりよったな！」
男子がパンツ如きに戯れとる…
その光景………私には堪らんものよ！！
「…何見とるんや」
「あ、気にせず」
「気になるわ」
「なんやなんや俺の下着が気になるわけやな！」
「誰もお前の下着に興味持ったなんて言ってないから白石」
「照れるなや♪見せたるで？ほれ☆」
「うわっやめろ！露出狂！」
なんでこうも嫌がらせしてくるかな、この男は。
「今日はな、お前に合わせたんやで！！」
「……は？」
「だってお前の下着は確かブルーにチェッk」
「わぁぁぁぁぁぁ！！！？」
慌てて白石の口を塞ぐ。なんで、なんで私の下着を知ってるんだコイツ！！
「…なんで知ってるのかな白石くん？」
「え？当たり前やろ？」
「何がだ！」
「昨日のお前のプライベートなんて俺にはお見通しや！」
見ろ！この完璧な位置を！と言って出した携帯のムービー。そこには私の部屋が丸見えだった。
「一発殴らせろ」
「暴力反対や」
「ねぇ、君はわかってるの？どうなの？馬鹿なの？これは犯罪なんじゃコラァァァ！！」
「何を言うてんのや？」
腹立たしい知らばっくれに怒りが噴火しそうになる。
「俺はいつでもお前と同じで有りたいんや…」
「そんな綺麗に言っても許さんから！」
…これ、盗撮だよね？犯罪だよね？？
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