1.スキンシップじゃなくてセクハラです






いつも遅刻常習犯の私が、いつもよりすごく早く目が覚め、教室に一番乗り!

これは気分がいい。




…そう、これはフラグだったわけだ。

遅刻常習犯が珍しいことしたから槍が降るのでは…?


いいえ違います。




「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「そんな驚かんでもええやん」
「おおお驚くわ!!なんで朝来たら私の机にアンタが座ってんの!」
「いやぁ、朝早くに来たら好き子の席を拝むのは常識やない」
「んなわけあるか!てかどさくさ紛れにコクるな!アンタなんか好きじゃないもんね!」



なぜか私の机に肘を立てて座る白石その人がおわすのだった。



「ありえないっ!早くどいてよ!」
「ええやん。じゃあ俺の膝に座りやvV」
「い・や」
「そう遠慮すんなや、ほら☆」


強引に私を引っ張り膝に乗せる白石。
しまった、安易に近づくものじゃないわ!



ぎゅ。



「!?」
「…はぁ〜〜柔らかい」
「な、にしてんのよ!!」
「ん?抱き締めてるんや」


そんな爽やかに言っても誤魔化されないんだからな!
今、白石は私のお腹あたりに腕を回し、抱き締めてる状態である。



ぞぞぞぞぞぞ…!




「離せ離せ離せ!白石菌がつくっ!」
「嫌や。ん〜〜絶頂〜!」
「いやぁぁぁ!キモい!」
「これはスキンシップやで☆」
「なんでまだあまり話したこともないのにいきなり机に座りコクる奴にセクハラ受けなくちゃいけないんだ〜!!」
「スキンシップやって」
「セクハラ!!」








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