ぞろぞろ






幸村に嵌められた私と真田。
翌日、私は晴れて(?)立海大附属中学に編入したわけだ。


「凄いトントン拍子だよね…さすが幸村の力…」
「でしょ?俺凄いでしょ?別に好きになってもいいんだよ?」
「黒いオーラの人に興味ないです。」




そんな朝の会話をして真田がクラスに案内してくれるらしく、迎えに来てくれた。


「まさか本当に真田と席が隣だなんて…」
「せ、精市は凄い奴だからな」



怖いほど話が運ばれていく。そして昼休みに幸村に呼び出されて来てみると、そこには…


「柳蓮二だ。よろしく頼む」
「柳ktkr」
「ふふ、嬉しいだろ!」
「ま、まあね…えと私は」
「知っているぞ。話は精市から予々。如月悠季、156cmのA型。星座は魚座で言わゆる腐女子。そして趣味は妄想にコスプレ。体型が悩みでスリーサイズは…」
「待て!!!何それ!なんで知ってるの怖い!しかもセクハラ!?」
「ふじょ…婦女子?」
「弦一郎は知らなくていいよ」
「幸村からってことはスリーサイズはアンタか!」
「正解だよ。一目でわかったからね♪」




何それマジで怖い。
誰かこの魔王様止めようよ。無理にでも。




「まあこれは挨拶だ」
「こんな挨拶嫌だい!行こう真田!」
「なぜ俺なんだ…?」





****


「マジで信じられないんですけど!あれはセクハラだよね?」
「そ、そうだな」
「…まだ私に慣れてないよね真田」
「当たり前だ!昨日会ったばかりだぞ俺達は」
「一夜を過ごした仲ではないか」
「誤解を招く言い方はやめろ!」
「一夜…?」



タイミング悪く前に現れたのは………


同じクラスの柳生だった。





「真田君!君は一体何を…!君だけはと思っていたのに」
「誤解だ柳生!これはだな…」
「言い訳は見苦しいぜよ真田」




柳生の後ろから顔を出したのは仁王…なんだコイツ等。


ぞろぞろと登場しすぎでしょ!







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