天使、再会
今日は休みの部活。外は炎天下ですっげぇ暑い!
そんでもって副部長に手解き受けてクタクタだよ…
「副部長の馬鹿ぁぁぁぁ」
「おい、あんまり大声出すと真田に見つかるぜ!」
「俺までとばっちりはゴメンだ…」
「腹の虫が収まらないッス!あぁ疲れたー!!沙耶さんに会いたいーー!!」
「呼んだ?」
「そうそう、この声…ってええええええ」
「「天使!?」」
いきなりの本人登場にかなり驚いた…
俺、今すごい会いたいとか言ったよな…
「久し振りだね、切原君…それに丸井君に桑原君だっけ」
「あぁ、城山だよな?」
「うん」
「なんで沙耶さんがここに!?」
「幸村君に是非着て欲しいって言われたんだ」
部長が神に…いや神の子だけど…いつもは魔王とか思ったのに!
ありがとう部長!にしても…本当に天使が降臨するなんて!
「あ、」
「あ?」
「会いたかったッスよ沙耶さぁぁぁぁん!」
「きゃっ!切原君、人見てるから!」
「だっていつ会えるかと思いましたよ!」
感激のあまり沙耶さんに抱き着いた。予想以上に柔らかいし…いい匂いするなぁ…
「おま、赤也!本当に真田に見つかるぜ!?離れろよ!」
「ただでさえ目立つのに…何してんだ!」
「…そんなに嬉しいの?よしよし」
「嬉しいッス…」
子供扱いは嫌だけど、なんか撫でられるのもいいなぁ…
「赤也の奴、城山さんにメロメロだなぁ。な、蓮二」
「ベタ惚れの確率は100%だ」
「む!赤也め…こんなところで破廉恥な!…たるんどるぅぅ、ぅ!?」
「煩いよ弦一郎」
あれから1ヶ月が経つ頃の奇跡。
やっぱり運命だよな!
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