私の御家は…




宍戸side


「しかし、驚いたな…お前、女なのかよ。さっきは悪かったぜ」
「いいんですよ、女とわからない方がいいですから」
「宍戸激ダサだC〜♪」

「そういや、日吉とは知り合いなんやろ、どんな関係なんや」
「核心付きますね。私と若くんは小さい頃に武術で戦った仲です。父同士が知人みたいで」
「武術?出来るのかよ!?」
「ええ。私の家は武家なので…」
「だから礼儀正しいんだね。」
「須藤家は名家だ。俺様の傘下にも属している」

…マジか。凄い家だなぁ。まぁ、良い家だからここに入れるわけだしな。つか跡部の傘下って…

気になってよく見たら須藤は…なんか凄く女みたいに見えた。
可愛い…とか。って俺何考えてるんだ。激ダサ…

「要の家凄いね。最初から可愛い感じだったけど、本当に女の子だったなんて」
「然り気無く名前で呼んでるし…おい長太郎!」
「はい?宍戸さん…あ、名前?なんか名字って違和感あって…」

あ、なんか日吉が少し拗ねてるな。笑える♪

「私も驚きました。若くんは全然変わってないから、すぐにわかりましたね」
「変わったと思うが?お前は髪が短いし、女みたいになってる」
「昔は長かったのか?」
「まぁ。でも武術には邪魔なんで切りました。母も父も悲しみましたが、もう慣れですね」

可愛い我が子が男みたいになったら悲しむわな…

「そろそろ昼が終わるなー。また遊びに来いよ要!歓迎してやるからよ!」
「はい、是非来ますね向日先輩」


こうして昼が終わり、二年は二年で別れた。
しかし、あの日吉がね…

楽しくなりそうだぜ。




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