I想いを形に
「日吉♪要へのプレゼント考えたの?」
「プレゼント?」
「クリスマスのだよー☆」
「あれは交換会であって、本人に行くとは限らないだろ」
「大丈夫だよ!こういうイベントは、気を利かせて本人に行くものなんだから」
鳳に乗せられて、ついアイツに似合うものを考えてしまった。
「…アイツには、派手じゃなくシンプルな方が合うよな」
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だが、甘くなかった。
本人には行かず、雫に行き渡る。俺はショックだった。アイツのために選んだが、想いは届かないのかと諦めた。
「(気が効かない奴だ作者の奴!)」
そう甘くはないby作者
日吉は自分の受け取ったものを見て…
「しかし、このマフラーは…?」
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「お姉ちゃん、これ」
「あれ、それは雫が受け取ったものでしょう?」
「いや、これは僕が持ってちゃいけないものだから。黙って貰いなよ」
「??」
知らない所で交換がされていたことを、新学期になるまでお互いが知る由もない。
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