C良い子は真似してはいけません
「なんか暇だなぁ」
「俺は要の私生活が見たいわ」
「なんだいきなり。つかキモいぜ、忍足」
「もうその役回りは慣れたわ…でも知りたいやん」
「フッ…そんなことも有ろうかと俺が要のアイツの部屋に仕掛けた録音機…どうだ聴きたいだろう」
「ナイスや跡部!なんでカメラとちゃうん?」
いやいや、犯罪だろそれ…と誰もが思った。
《今日も疲れましたぁ…明日は体育ありましたっけ。》
「おっv聴こえる!明日の準備とかさすが要やんなぁ」
「帰ってきたばかりみたいだC」
《これで良し…借りた本も入れて。あと着替えなければ…》
「なんやて…着替えやと!?」
「俺様のインサイトに見抜けねぇものはない…アイツは白だな」
「おい…何言ってんだよ跡部」
現在、向日と鳳、日吉不在です。
《ガサッ ―…バサッ》
「おぉ…布の擦れる音…考えるだけでええもんや」
「忍足はどうしようもない変態だC…俺も思うけどなぁ♪」
「なんだよジローまで…」
「そう言ってここに留まるお前はなんだよ、アーン?」
数十分後。
「いよいよ就寝みたいやで」
「寝息も可愛いに違いねーC!」
「これで寝相悪かったら激ダサだぜ」
ガチャッ
「忘れ物を取りに来まs《スゥスゥ…、…んー…》
一同、硬直。
タイミング悪く忘れ物をしてやってきた日吉と…何かを聴いている先輩達。
「…何聴いてるんですか?」
「な、なんでもないで?(要の私生活覗いてたとか言うたら殺される!)」
「なんでもないC!別に要の私生活を聴いてたわけじゃないC」
「「お決まりだぁ!!」」
「ほぅ…先輩方、暇なんですね…なんでそんなものを聴いていたんですか。犯罪ですよねぇ?」
「違う、日吉…話せば分かr」
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「まったく…暇な人達だ。こんなのを聴いてr《…ぅん、若く…ん》…!?」
「(ニヤリッ日吉の赤面顔、バッチリ見たで)」
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