なんだか輝いて見えます




夏休みが明け、クラスでは「久し振り〜」とか言う人とかが騒いでいたり。

要は特に騒ぐことなくクラスメイトに挨拶をしていた。

「お早うございます若くん、長太郎君」
「おはよう要!」
「おはよう」
「あれ…二人とも焼けましたね?」
「まぁ外でテニスしてたしな、当たり前だろ」
「焼けたから暫くはヒリヒリしたよ〜」
「大変、ですね」

だが、何か可笑しい。要の視線は動かず、なんだか恍惚の表情。

「あの、要?どうかした?」
「いえ…なんかちょっと良いなって思って」
「日焼けした肌がか?良いものでもないぞ」
「なんだか、運動して逞しくなった…と感じるんです。素敵ですね」
「「「…っ!!!」」」

ざわっ…

何故かクラス中が反応した。肝心なところしか聞かないところが凄い。

「須藤!俺も焼けたんだけど…っ」
「要君が素敵…ですって!」
「俺も逞しくなったかな!?」
「お前等うるさい!!!」

ビクッッッッ(汗)

「若くん、どうしたんですか?」
「…フン」
「日吉も言ってほしいんだろ〜?」
「…黙れ鳳。」
「若くんも肌が焼けていて素敵ですよ?」
「………別に言わなくてもいいんだ」
「すみません…」
「素直になればいいのに!顔が赤いぞ!」
「…(睨」
「ごめんごめんっ!」





「運動をしている男性はカッコイイですよね。」




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