人混みにはお気をつけ下さい
番外@を先に読むことをオススメします。
「待ったか？」
「大丈夫ですよ」
「なんや恋人みたいな会話やな」
「…忍足さん、黙ってください」
「今まで少しお祭りを楽しませて頂きました」
「え！一人で！？」
「いいえ、途中で立海の知人と一緒に」
「どいつだよ？」
「幸村さん、柳さん、弦一郎くんです」
「「「弦一郎くん？」」」
「剣道で試合したことがあるんです」
「…下克上だ」
「どうかしました？若くん」
そんな会話をしながら、こんな大所帯で人混みは大変だ。
「あ、侑士！綿飴だぜ！早く！」
「ちょ…待てや岳人！勝手に…」
「うひょーー！すげぇぇぇぇ！跡部跡部！なんだあれ！」
「お、おい慈郎！…たく、樺地！慈郎を捕まえるぞ」
「ウス」
「たく…勝手しやがって。なぁ長…太郎？あれ？」
「こっちでーす！宍戸さん、可愛い犬がいますよ！」
「なぬ！？待てぇ！」
「え、ちょっと！…早くから皆はぐれるか？」
「まぁ大丈夫でしょう、あとで連絡しますし…行きましょう若くん」
「あ、あぁ。そうだな」
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「うまく行きましたね…あーもう、日吉！そこは俺達を見て学習するように手を繋ぐところだよ！」
「鳳なんか熱いよなー俺達何のためにいるんだろ」
「それ言うたらアカンで岳人」
「終わったと思ったら寝てんじゃねぇぞ慈郎！」
「うーん…一通り終わったら起きるC」
「…本当に日吉は要のこと好きなのか？」
宍戸の不安と疑問を余所に、盛り上がる鳳。
はてさて、これからドッキリはあるのだろうか？
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