@日吉の恋を見守ろうの会
「第一回日吉end要見守ろうの会、作戦会議!」
ドンドン!パフパフ!
「やけにテンション高いな長太郎。つかそんな会いつあったんだ?」
話はあの夏祭り前、実は部活は昼には終わり、日吉を返し会議を行っていた。
「俺が発足しました!」
「鳳張り切っとるなぁ。まぁ俺もそれは気になるし」
「つか日吉は要の事を好きなのか?」
「俺もそれ気になってんだよな!どうなんだ?侑士」
「岳人はこれだからお子様なんや。そらそうやろ。本人は無自覚やろうけど」
「はーい無駄口はいいですから、作戦を言いますよ」
先輩に向かって無駄口と言った鳳。そんなことを気にしないくらい真剣らしい。
「夏祭りと言えば恋愛のイベント…そうですね忍足さん」
「もちろんや」
「忍足きめぇ」
「だから、なんとか二人を二人きりにしたいんです、どう思いますか?跡部さん」
「アーン?そんなの簡単だ。二人とはぐれるしかねぇ」
「マジで簡単だC。でも一番ベタでいいんじゃねー?」
「あの日吉が迷子になるか?」
「「「…いや」」」
しっかりしている日吉を迷子にするなんて出来ねぇ。
「あ、俺いいこと思いついたぜ!」
「岳人が…?大丈夫なんか?」
「俺に任せてミソ♪」
ヒソヒソ…
「なるほど、それで行きましょう。では班分けですが、俺と宍戸さん、忍足さんと向日さん、跡部さん、樺地、芥川さん」
「わ、わかった。フォロー頼むわ長太郎」
「はい、任せてください!」
こうして、作戦は出来た。あとは成功を祈るのみ。
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