Happy April Fool !!!



※それぞれ別の夢主です


三国・車田・天城

「三国先輩っ!」
「お、どうしたみょうじ」
「この前新しいお料理の本買ったんです」
「それはいいな」
「それで、その中にサンマのようかん煮っていうのがあって」
「さんまの…?」
「はい、醤油とようかんをベースにしたスープでサンマをぐつぐつ煮込み続けるんです。隠し味にバターと生クリームを入れるとナウでヤングな味がして、さらにおいしいんですよ」
「うーん…話を聞くだけだとすごい味がしそうだが……みょうじが言うならきっと美味いんだな。ありがとう、今度試してみるよ」
「………ごめんなさい先輩、ウソです…」
「嘘!?」
「今日、エイプリルフールなので…」
「ああ、そうか!びっくりしたぞー。面白いこと考えるなあみょうじは」

「何やってるんだよ、みょうじー」
「そうだド、せっかく俺と車田とみょうじの三人で考えた渾身の嘘だったのに、あっさりネタバラシするなんてだド」
「すいません…三国先輩に頭なでられたらつい罪悪感が……」
「ああ…」
「それはなんとなく分かるド…」
「お前なでられたこと絶対ないだろ」


霧野

「き、きききき霧野くん!」
「ん?なんだ、なまえ」
「わっ私……霧野くんのこと、だ、だい…だいき、らいなんですからね…っ!」
「……狩屋」
「えっ、狩屋くん!?いたんですかっ」
「…………………………………なんです、霧野先輩」
「なまえがかわいすぎて生きるのつらい」
「じゃあ死ね」
「ハハハひがむなよ」
「(うぜえ……)」
「き、霧野くん…くるしいです」
「ごめん、なまえがかわいすぎて」
「もう霧野くん!離してください」
「んー、あとちょっと」
「狩屋くんが見てますっ」
「なまえいいにおい…」
「き、霧野くんっ!は、離してくれないとき、き、きらいになりますよっ」
「つまり離したら嫌いになるってことか」
「ちが…!もう練習はじまっちゃいます」
「しょうがないな、俺のこと名前で呼ばなければ離してやるよ」
「な、なまえですか?」
「おう」
「呼べばいいんですか?」
「そういうこと」
「っ、ら、ら…ららら蘭丸くん!これで離して…ってよけい強くなってるじゃないですかあ!」
「やっぱかわいいから離さない」

「リア充乙でーす」


狩屋「あのシンクロ感と通常運転ぷりがイラッとくる」


天馬・信助・輝

「君たち、知ってるかな?」
「あ、みょうじ先輩!」
「古株さんっているでしょう?」
「あのキャラバンを運転してくれるおじさんですよね」
「そうそう。じつはね、古株さんは妖精なんだ」
「妖精…?」
「うん。サッカー部のことを見守ってくれてる妖精さんでね、なんでも五十年も前からこの雷門中に、サッカー部の守り神としてすみついてるらしいよ」
「ええーっ!」
「でもね、正体を知ってることを古株さん本人に悟られちゃダメだよ。妖精さんっていうのはみんな心がガラスで出来ているから、少しでも傷つけたら古株さんもどこかへ行ってしまうかも…」
「そ、そうなんだ…!知ってた?信助」
「まさか!ううーっどうしよう。僕、何かの拍子に言っちゃいそうだよ!輝、そのときは僕のこととめてね」
「わかった、がんばるよ!それにしても先輩って物知りなんですねぇ」
「ほんとほんと。妖精のことまで知ってるなんてさ、さっすが先輩!」
「俺たちもみょうじ先輩みたいな先輩にならなきゃね!」
「わたくしが大変わるうございました」


「うちの一年生がこんなにかわいいわけがない」


剣城

「先輩」
「ん?どうかした、剣城くん」
「俺がそっちのドリンク運ぶんで、こっちのタオルと交換してください」
「いやいや選手に重いものなんて持たせられないよ。むしろタオルも私が運ぶから剣城くんは休んどいて」
「さっきそこで音無先生に頼まれたんです。貸してください」
「そう?じゃあお願いします……ん?待ってよ、今日は音無先生お休みじゃない!なんでそんなわかりやすい嘘つくのさ」
「(そうだった)…エイプリルフールなので。いいから、たまには休んどいてください先輩。これ、ベンチまででいいんですよね」


「うちの一年生がこんなに略」


倉間・浜野・速水

「倉間は今日もちっちゃいなあ!」
「うっせーな!あ、つむじ押すんじゃねえみょうじ!縮む!」
「あはは、ちゅーか倉間がこれ以上ちっさくなれるわけないじゃーん」
「黙れ浜野!」
「お、怒らないでください…」
「そうだよ倉間。今日は倉間に超絶背が伸びる秘策を授けようと思ってるのに」
「あぁ?………なんだよ、それ」
(聞くんだ)
(聞くんだ)
(聞くんですね)
「んだよその目!くそ、見下ろしやがって、腹立つ!」
「まあまあ焦んない〜。みょうじ、倉間のちっさい背が超絶伸びる、その食べ物とは!?」
「ずばり!ヤモリの干物です!」
「はあ?………はああ!!?」
「ちっち、甘いな。そうなんですよね、速水さん」
「は、はい。小学生のとき、ヤモリの干物を食べると足が速くなるってばあちゃんが言うから毎日食べるようにしたら、その頃からだんだん背も伸びてきて…。もちろん足も速くなりましたよ」
「……や…ヤモリ………」
「どう?速水がこう言うんだよ?倉間の2倍も身長ある速水が言うんだよ?間違いなさそうでしょ」
「2倍もねーよ!く、食えるかよんなもん」
「あれ〜、倉間」
「…なんだよ浜野」
「(このまま、ずーっとみょうじより背が低いまんまでもいいの〜?)」
「っ…!」
「ん?なになに?なんの話!?」
「な、なんでもねえっ!」
「倉間、男なら当然いくっしょ!」
「そ、そうですよ」
「倉間?」
「あーもう!く…食えばいいんだろ食えば!別に決勝で交代したときに足が浮きそうだったことなんて気にしてないけど!?」
「さっすが倉間!男前!」
「…ふん!」
(倉間顔まっか〜)
(倉間くん顔まっかです)
「じゃあはい、このタッパーに入ってるから、気をつけて開けてね、倉間」
「…気をつけて?」
「あの…ヤモリって干物になってると思ってもたまに飛びかかってくるんです。乾燥に強いらしくて…」
「………っ!!」
「…あれ、ちゅーかもしかして倉間、怖いの?」
「ばっ、んなわきゃねーだろ!行くぞ!」
「うん!」
(飛びかかって来ませんように…ん?紙?「今日は何日」って…………………)
「…てめーらああ!!」
「きゃあああ倉間が怒ったー!」
「だからやめようって言ったんですよお!」
「ちゅーか倉間まじウケる〜!」
「ウケねーよ!」
「倉間から逃げろー!」
「おいこら待て!」
「あ、倉間!足元にヤモリ!」
「はっ!?……いねーじゃねえかああ!!!」


情報提供:
北海道某ファミレスに勤めるSさん


青山・一乃・錦

「あ、おいみょうじー!」
「青山くん。どうかした?」
「耳かして」
「ん?」
「(シャワールームにおまえのパンツが落ちてた)」
「ぱ…えええぇえっ!?」
「一番奥の個室にあった。とりあえずすみっこに置いといたからあとで取りに行けよ」
「う、うん…なんで私の…!」
「ああ、一乃が合宿のとき盗んでさ」
「えっ」
「こらああ青山ああああああ」
「やべ、一乃来た」
「お前なに変なことみょうじに吹き込んでんだよ!みょうじ、ウソ、ウソだから!今日エイプリルフール!」
「あ…そうか、ウソなの?」
「ははっ、ああウソだ。面白かったぜー、みょうじの驚いた顔」
「もう!忘れてよー」
「あ、でも一乃が合宿のときみょうじのパンツほしいって言ったのはほん」
「ああああああああ」
「?私、部室の鍵しめたか見てくるね」
「あ、ああ」
「おーいお前らぁ」
「お、錦」
「さっきから嘘とかなんとか聞こえちょるが、嘘をつくのはよくないぜよ。嘘をつくのは武士道に反しちょる。日本男児たるもの武士の道に生きるべきじゃ」
「錦、今日はエイプリルフールだ」
「えいぷりるふうる?何ぜよ、それは」
「ウソをついてもいい日だよ」
「なんと…嘘が罪にならないとは、日本も変わったよのう」
「いや、エイプリルフールは割と昔からあるぞ」
「…ふむ、そういうことならワシもひとつ。おぉーいみょうじー」
「今度は錦くん?どうしたの」
「お主、しばらく見ん間に丸っこくなったなあ、はっはっは」
「よーしわかった、そこに直れ錦ぃ」
「(…逃げるぞ一乃)」
「(あ、ああ!)」
「みょうじ…?ど、どうしたどうした、これはえいぷりるふうるの冗談ぜよ。笑わんかい、はっはっ…は……」
「この侍かぶれが、私が直々に武士道叩き込んでやるから覚悟してろ」


「二度と異国の文化になぞ手を出さん」


狩屋・神童

「ねえ狩屋くん!」
「なんですか?」
「私さっきそこをオスの三毛猫が通ってくの見ちゃった」
「へえ、一目見ただけでオスかメスか分かるなんてすごいですね」
「…あ、みてみてプテラノドンが飛んでる!」
「どう見てもカラスですね」
「……私、じつは男だったのっ!」
「そういうのは霧野先輩だけで間に合ってます」
「…うー、なかなか驚いてくれないなあ。少しは騙されてよう」
「先輩ウソつくの下手ですからね、騙される方が難しいですよ」
「えっ、私へた!?」
「ええ、へたです。さっきから目を合わせないようにしてますし、早口ですし、タイミングも悪い相手も悪い、何より話題が大げさすぎです」
「そうかあ…。そんなとこまで見てるなんて狩屋くんすごいなあ」
「…ま、まあ?俺は誰のことも信じない、言わば騙しのプロですからね!これくらい朝飯前ですよ」
「だましのぷろ…」
「なまえ先輩には特別に見せてあげてもいいですよ?人はこうやって騙すんです!」
(狩屋くんイキイキしてる…)

「キャープテン」
「ん?ああ狩屋か。どうした?」
「今日がなんの日か知ってますか?」
「今日…四月一日か?」
「はい、今日はエイプリルフールっていう日なんです」
「四月の…愚者?なにかの記念日か?」
「そんな感じですね。今日は、男が女性に告白する日なんです。チョコのない逆バレンタインみたいなものですよ」
「そっそうなのか!」
「はい。今日だけは、フラれても『愚者』どうしで慰め合えるし、女性も今日一日は『愚者』なので、今日あったことは綺麗さっぱり忘れてくれます。あ、ちなみに霧野先輩はさっき玉砕してま…あっこれ言っちゃいけないんでした!」
「そ、そうか…ありがとう狩屋。検討してみるよ」
「はい、がんばってくださいね」

「先輩、ただいま」
「うわあ…さすがだね狩屋くん、えげつないよ。神童くん、ずいぶん悩んじゃってるじゃない」
「……先輩、あとでキャプテンに呼び出されるかもしれませんよ」
「えっ私なんかしたっけ」
「べーつに」
「ふうん…まあいいや。それにしても、人選も内容もさらっと嘘つけちゃう感じも口からでまかせも、うまいね狩屋くん」
「ま、プロですからね」
「うんうん、かっこよかった。わたし、惚れちゃったなあ」
「えっ」
「ウソ」
「…………クソッ!」


「なまえ先輩の方が絶対にえげつない」


水鳥・葵・茜

「なまえっ!」
「きゃあああ!?み、水鳥先輩っ!もー、びっくりしましたよ。冷たいドリンクほっぺたにくっつけないでくださいっ」
「うーん、今日もいい反応。いじり甲斐があるねぇあんたは。かわいい後輩を持ってあたしは嬉しいよ」
「…………!」
「ん?なまえ?」
「……自分がかわいくないことは薄々わかってました、だけど、私のせいで水鳥先輩が嫌な思いしていたなんて……すみませんでした…っ」
「あ、おいどこ行くんだよなまえ!おい、どういう意味だよ!?」
「あーあ、水鳥ちゃんがなまえちゃん泣かした」
「えっ、やっぱりあれ、あたしのせいなのか!?でもあたしはあいつにかわいいって言っただけで…」
「水鳥さん、今日はエイプリルフールですよ!」
「あっ」
「早く、追いかけんだよなまえ!おい、どういう意味だよ!?」
「あーあ、水鳥ちゃんがなまえちゃん泣かした」
「えっ、やっぱりあれ、あたしのせいなのか!?でもあたしはあいつにかわいいって言っただけで…」
「水鳥さん、今日はエイプリルフールですよ!」
「あっ」
「早く、追いかけてきて」

「おーい、なまえー、どこだー!?………あっいた、なまえ、ごめんな、とりあえず一緒に茜たちのところ帰ろう、な」
「うぅっ、水鳥先ぱ、っ」

「おかえり、水鳥ちゃん」
「あー…えっと、なんだ…ごめんななまえ。あたし今日がエイプリルフールだなんて忘れててさ。だからさっきの言葉はそのままの意味で受け取ってくれればいいんだ。お前はあたしのかわいい後輩だよ」
「ひくっ…私こそ、取り乱したりして…っ、すいませ、」
「あーもう泣くな泣くな!…ん?なまえ、おまえ背中に何か貼られて………っ!?」
「…えへへ、大成功ですね茜先輩!」
「水鳥ちゃんのあせった顔と驚いた顔、ばっちり撮っちゃった」
「なまえ、ナイス演技だったよー!」
「ありがとう葵ちゃん!緊張したよー、寿命が三年くらい縮んだ気がする!」
「お前らあ…」
「みんなで水鳥先輩をひっかけよう作戦、大成功!」
「やったあ!」
「……茜も葵もなまえも大嫌いだっ!」


「ふふ、どっちの意味ですかぁ水鳥さん!」
「ほら、水鳥ちゃんツンデレだから」
「茜!あたしはツンデレじゃない!」
「つまり水鳥先輩はツンデレと」
「〜〜っ!」


鬼道・円堂・音無
※こぐはる要素あり

「…鬼道コーチ」
「どうしたみょうじ、改まって」
「あの、言いにくいんですけど……」
「なんだ」
「実は…音無先生と円堂監督が放課後に二人だけで何かこそこそと怪しい行動を……」
ぱりーん!
「わ、き、鬼道コーチ!眼鏡(?)割れてます!」
「円堂おおおおおお!!!!」
「あ、怪しくない!みょうじ、俺まで巻き込む嘘をつくな!」
「円堂、こればかりはお前でも許さんぞ!嫁入り前の春奈に…皇帝ペンギン1号を受ける覚悟はいいか!」
「やめろそれは禁断の以下略!誤解だ鬼道、誤解!話きいてくれ、ほら、俺奥さんいるし!」
「じゃあ夜な夜な何をしていると言うんだ!」
「夜な夜なって…戦略立てたりだよ。音無がお前は財閥の仕事もあって忙しいから苦労はかけたくないって」
「そ、そうか…すまなかった円堂…。しかし、やはり春奈は優しいいい子に育ってくれたな」
「…もう兄さん、二十三の女にいい子だなんてやめてよ」
「春奈!…一応聞いておくが、円堂とはその、何もないんだな?」
(鬼道……)
(コーチ……)
「あるわけないでしょう、ほらもう休憩が終わる時間ですよコーチ!」
「そうか…それならい」
「でも音無先生、秋空チャレンジャーズのキャプテンさんとはよく会ってますよね」
「…木暮……許さんっ!!」
「みょうじさんっ!」


白竜

「ふはははは、聞いたぞなまえ!」
「げ、白竜」
「今日はエイプリルフールと言うのだな、究極の俺は他国の文化にも容易く馴染むことができる!いいか見ていろなまえ、俺は今からお前に嘘をつくぞ!」
「白竜、もうそれ主旨ちがう」
「なまえ、俺はお前が大嫌いだあああ!」
「……白竜って、ほんと直球だよね」
「褒めているのか?当然だろう、なぜなら俺は究極だからな。ははははは!」


青銅「あれでほだされるなまえもかなり白竜とお似合い」


シュウ

「僕さあ、実は幽霊なんだよね」
「え?」
「………ウソ」
「あっ今日エイプリルフールかあ。なあんだびっくりしちゃったよー。やめてよね、私おばけとかすっごく苦手なんだから」
「…はは、ごめんね。ちょっと驚かせたくて…さ」
「もー。…でも、シュウがもし幽霊でも私は構わないかなあ。だって、私が好きになったのは人間とか幽霊とか関係なく、シュウだもん。それにシュウがおばけなら怖くな…わ、どうしたのシュウ…急に抱きついてきて」
「ばか……なまえすき」
「ええっ何それ嫌いってこと!?」
「………ばーか」



/かすみ草の花かばん
title by cera cera
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