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#17
「土方って煙草臭ェよなァー」
「嫌ならいつまでも嗅いでんじゃねーよ……っくそ、やめろバカッ」
不意に銀時が俺の胸元に顔を埋めてきた。くんくんくん、と何度もされる。それだけで胸が締め付けられて、力づくで剥がそうとすればぎゅうぎゅうしがみ付かれた。
「い、いい加減にしやがれ！ 飲み過ぎてヘンになってんぞ！？」
「ヘンになんかなってねぇよ」
「煙草臭ェんだろうが！」
「……別に煙草臭いのが嫌なんて言ってねえだろ」
……え、嫌じゃねぇのか。
そらァ良かった。
……いやそれってどういう意味だ酔っ払いめ。
2017/12/08 11:43