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Q.ところで、坂田+ねこじゃらし=攻め要素を感じませんか?



「ひじかた、おめーネコのくせにマヨネーズとかさぁ……イッパシのにゃんこなら、もっとネコらしくしたら?」
「ああ? ネコらしく……?」
「そうそう。例えばさぁ、この猫じゃらしにじゃれついてみるとか?」
「フン、俺はテメェの遊びになんてつきあわねーよ」
「可愛いくねー。別にイイけどね。これ以上酸っぱいモン嗅ぐのとかゴメンだし、おきたくんと遊ぶかァ」
「………」
「なぁ、おきたくんどこ? 俺が来るまで一緒に居たんだろ」
「! んでそれを、」
「おきたくんの匂いがするぜ。くっついて昼寝でもしてたんじゃねーの」
「……ほっとけ。そうごがどこに行ったのかなんて、俺は知らねえよ」
「つまんねーの。あ、……ほら、どうよ?」
「っ、何がだよ」
「いやー。マジでひじかたくんは猫じゃらし見ても何も感じない?」
「感じねぇ」
「そっかぁ。この先っぽの、フワフワしたところとか見てみ? ウズウズっとしてこねェ?」

言いながら、ひじかたの鼻先でねこじゃらしをゆらゆら、フリフリするぎんとき。

「……っ、っ、してこねぇ…よ」
「そうかァ? 瞳孔開いてんぜ」
「元々だ!」
「肉球で、このフワフワのヤツ叩いたらスカッとするかもよ? 気持ちよくなれるぜ」
「……うっせ」

黒いしっぽがぱったん、ぱったんと大きく揺れた。
──次の瞬間、ねこじゃらしが素早く地面をクネり回る!

「にゃ! ……あ」
「へーぇ(ニヤニヤ)」
「テメェ! 図ったな!」
「ゴメンねー、まさかひじかたくんがじゃれてくるとは思わなくってさァ」
「……うるせぇよ」
「かわいい肉球が見えたぜ? 黒にゃんこなのに肉球はピンクなんだな」
「バカにすんな!」


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気づいたら白にゃんこと遊んでる黒にゃんこ。ぎんときくんは策士。

2017/03/30 20:37
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