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公式ガイドブック



「……何だよ、その勝ち誇ったような目は」
「そうですぜィ。アンタより俺の方が点数高いんだからいい気になってんじゃねーよ鼻につくから自重しろィ」
「そうだよなァ。マヨも煙草も鼻につくから自重しろコノヤロー」
「黙れドSコンビが。なんで登場してもねェ内から悪口言われなきゃいけねェんだよ」
「いやー、ちょっと練習をね。俺が主人公の自覚もったらマジですげーから。土方くんの倍は軽く取れるね、うん」
「そんな日は一生来ねぇな。テメェらが三人集まったところで俺達には敵わねェだろ195点」
「こっちは230点なんで、出直して下せェ」
「寝返りやがったな腹黒皇子。大体君らんとこメインキャラ四人じゃなかったっけ? 万事屋も三人じゃねぇし。定春の55点を足したらなァ、250点でこっちの勝ちなんだよ!」
「山崎の野郎はいじけてミントンやってまさァ。ねぇ真選組の良心さん?」
「……今日くらいは黙認してやる」
「『特になし。』だっけ? まあ鬼の副長が良心ってのもアレだけどよ」
「るせェ。……250点って、テメェらが四人でこっちが三人ってのは不公平だろ」
「なら戦力外のザキの代わりに伊東の野郎を使いましょう。合計300点で」
「はァ?『ゲストキャラ』扱いなのにアリなのソレ。大体300点って、あと50点も足りないし。これじゃ勝てねーだろうがァァァ!」
「知るかァァァ!!」
「かくなる上は土方、お前が万事屋に入るしかねェよ」
「俺のツッコミ無視か! あと意味解んねーし!」
「何を言い出すかと思えば、そんな事ですかィ。生憎負けるわけにゃいかねェんでさァ。ストーカーに行った近藤さんの為にもねィ」
「え、だからお前ら二人だけなの? ……っとにロクでもねぇなあのゴリラは」
「ゴリラじゃねぇ近藤さんだ。俺が抜ける訳にはいかねぇんだよ、真選組が変態集団になるなんざ許さねェ」
「いやいや、逆に考えてみろよ。お前以外変態だって書かれてんのと同じだからね? ……変態の巣窟に十四郎を放置プレイって、俺的にはそれこそ許せねェから。許せねェっつーか許さねェから」
「どさくさで名前呼びたァいい度胸ですが……この野郎だって充分変態なんで、易々と明け渡すわけにゃいかねェんでィ。夜な夜なマヨネーズ啜ってる辺りからして頂けねェ」
「マヨネーズは健全なアイテムだろ!」
「マヨネーズなんかで俺の愛が鈍るかよ。ンな事知ってるし。夜勤なんて特にそうだろ?」
「……なッ、」
「いっつも冷蔵庫の奥の方から取ってるよな、冷えたマヨのが美味いの?」
「……旦那ァ、いつから変態集団に入隊したんですかィ?」
「…え? ……あ」
「……万事屋ァ」
「ち、違うからね土方くん! たまたまッ、たまたま歩いてたら屯所の屋根裏に辿り着いて……あア゛ァアアア!!」



おしまい。

単に合計点数対決させたかっただけだったんですが、変態の話になってしまいました;
土方さんの所見文が可愛かったので大分ソレに引きずられた内容になってます。
近藤さんの所見文はかっこいいです。

2014/10/05 14:06
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