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#26 - 左銃



「良いニュースと悪いニュースがあるぜ銃兎」
「悪い話から聞きます」
「俺らがソウイウ仲なの舎弟にバレてる……かもしれねぇ」
「……上手く誤魔化しましょう。では良いニュースを聞かせてください」
「良い機会だし、もうセフレやめねぇ?」
「は…? んだよ、ふざけんな……どっちも悪いニュースじゃねぇかっ」
「泣くなって……! 俺がウサちゃん幸せにしてやりてぇと思ってんだよ!」
「なっ、」
「好きなのに好きじゃねぇフリするとか無理だ、普通に。誤魔化せねぇとこまできてんだよ」
「……無理じゃねぇ、そこはがんばれよ……俺なんか選んでも後悔するだけだ。セックスだけで良いだろ?そしたら左馬刻も俺も気持ちイイだけだし……な?」
「な? じゃねぇよ。んで俺様がワガママみてぇになってんだ。じゃあ誰がお前のこと幸せにすんだよ」
「それは……! そんなの……いねぇけど」
「ほら見ろやっぱり俺様しかいねぇだろ」
「グスッ……うう、抱きしめてくんなよ離せ……絆されちまうから…嫌だ……」
「おー、絆されちまえ。これから先も、銃兎が好きだって言わせてくれよ」
「……くそ」
「ん?どうした」
「さ、三ヶ月だけだ……そしたら、お前も飽きると思うから……」
「往生際の悪いウサギだなテメェは。三ヶ月ってのはアレか? 最後に俺様の誕生日を祝いてぇってとこか」
「……そうだよ。一回くらい、俺がもらっても良いか?」
「はっ、あのなぁ、……んなことされて俺がウサちゃん要らねぇやって捨てたくなると思うか? もっと好きになるわ諦めろ」


はい!自分が運命の人です!ここから先は一歩も通しません!


2021/08/24 08:10
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