「……ん?」
「どしたの悠仁」
「何かいい匂いしねぇ?」
「いい匂い……?お腹空くからやめてよ」
「や、そーいうんじゃなくて!甘い匂い……イチゴみたいな?」
「……あー」
「何だよ」
「私、昨日の夜ボディスクラブ使ったんだよね。イチゴの香りの」
「それだ!……釘崎その目は何」
「アンタ鼻利きすぎ。普通密着でもしない限り気づかないわよ。キモイ」
「ヒ、ヒデェ……」
「今のは完全にセクハラだったわ……今後一切この子に近付かないでくれる?このヘンタイ」
「の、野薔薇ちゃん……もういいよ……」
「えー……普通に気づかねぇ?伏黒は?」
「は?」
「この自己中男が気づくワケないでしょ!観念なさい虎杖」
「伏黒、オマエ酷い言われようだぞ」
「勝手に言わせとけ」
「……というか釘崎、自分で気づけなくて悔しいだけだろ」
「うっ!そ、そんなんじゃ……」
「!このスクラブ、誕生日に野薔薇ちゃんがくれたやつなんだよね」
「へぇー!釘崎はやっぱりセンスあるよな」
「いい匂いで気に入ってるんだ。野薔薇ちゃんありがとう」
「…………どーいたしまして。でも私だって実は気づいてたんだから!」
「ハイハイ」


(ボディスクラブ?でもまあ、そんなの使っても使わなくても女の子っていつもいい匂いするよね)
(うわぁ……)
(キモ……)
(五条先生、それは生徒の前で言っちゃダメなんじゃない?)
(引きました)
(だから今年の一年は何で僕に対してそんなに当たり強いの?)


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伏黒は何となく「いい匂いするな」とは思ってましたが口には出さないし出さなくてよかったと内心思っています


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