「ブフッ」
「……」
「なーなー」
「……虎杖今授業中」
「そう言いつつ振り向いてくれんのな」
「……」
「あっ、待って待って!俺今スゲーことに気がついちゃってさ」
「何よ」
「これ見て。ノートの端」
「?」
「五条先生がマスクしたらこーなる」
「……ブフッ」
「俺絵うまくね?」
「ぶは、顔面を黒と白で分けただけじゃん!もはや人間じゃねー!」
「目隠ししたままマスクすると、顔が全部隠れるんだよなー」
「これは紛うことなき不審者だよ」
「ええ?そこまで言ったら五条先生かわいそうじゃん」
「自分でこんな絵描いといてそれ言う?」
「ハイそこ二人、さっきからうるさいよ〜〜今授業中だからね?」


(てか僕の授業中に僕の悪口言うのやめてくれる?)
(ぷぷっアンタ意外と絵心あるじゃない)
(く、釘崎に褒められた……)
(伏黒くんも見る?)
(俺は別に。……ゴホッ!)
(あははむせてる)
(もしかして俺、絵の才能ある……?)
(無いわよ。アンタおめでたい脳してるわね)
(釘崎は他人を上げて落とす大会があったら優勝できると思う……)
(ア?)
(伏黒くんまだむせてるし。水飲む?)
(ああ……悪い)
(ちょっアンタ、それ自分の飲みかけじゃない!?)
(あーうん、私そういうの気にしないから……って伏黒くんは気にするよね!!ゴメン!!)
(……いや。俺も気にしねーから問題ない)
(ほんと?良かった〜)
(……伏黒オマエ、内心ラッキーとか思ってたろ)
(思ってねーよ!)
(これは思ってたわね)
(ね)
(ん?何の話?)
(オマエら、「察した」みたいな顔で俺を見んのやめろ!!!)
(……ねぇ今年の一年は僕のこと嫌いなの?先生泣いちゃうけどいい?)


ーーーーーー
普通に授業やってる(?)生徒と先生も見てみたい


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -