あらかた片付けの指示をし終わってから、控室に入り帰り支度を始めた。

指名トップからアガれる習わしにより、控室には誰も居ない。

鏡に写る己を見て鹿丸は思った。



飲み過ぎたのかな、久々に…。

まあ同業者相手だとどうしてもな。




鹿丸が髪を解いていると
携帯を開けたり閉めたりしながら入ってきた男がある。

飛段だ。

黙っていれば二枚目なのに軽いノリで場を沸かすのが上手いものだから客が放っておかない、自ら三枚目を演じてしまうこの店のNo.2である。


誰からかTelもしくはメールがあったのかなんとなく落ちつきがない。



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