5限目ってどうしてこんなに眠くなるんだろう。

いや、そりゃ満腹だってことに違いないんだけどさ。

お日さままで手伝うことないじゃないか。

「どげんしたと?」

「千歳ー…」

前の席の千歳がこそっと聞いてきた。

「ねぇむい…」

「寝とってよかよ?」

「んー、でも…」

この授業の先生は寝たらヤバいんだよね…

寝てるのがばれたら皆の前で吊し上げられて、課題とか出されちゃう。

あーでもやばい…ねそう…

「大丈夫ばい。俺が壁ばなっとっちゃるけん」

そう言ってちぃは背筋を伸ばして、私を前から隠すように座った。

「これでよか?」

そう笑うちぃはまるで太陽のようにあたたかくて。

胸に広がるあたたかさを感じながら、彼の小さな優しさに甘えてまどろんだ。



真昼の太陽




END


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