◎B級ランク戦ラウンド3解説後に

「これだから太刀川は」
「なんだよその棘のある言い方は」


「三上ちゃんのこと!ほんともう、戦闘以外はからっきしなんだから」
「しょうがねーだろ」


「あー出た開き直り。そんなんだからハタチにもなって彼女いないのよ」
「は?彼女ならいるだろ」


「はぁ!?どこに!?」
「ここに」


「どこに!」
「目の前に」



「わ、わたし!?」
「おまえ以外誰がいんだよ」


「え、だって…だって、そんなのずっと…」
「俺も今わかって呆れてる。おまえ、そんな風に思ってなかったんだな」


「だって!一回もそんなこと言われてないし!」
「言わなくてもわかってると思ってたんだよ」


「そ、それに手を出されたこともないし…」
「あ〜それはだな…」


「そ、それは…?」
「忍田さんに…大事にしろって釘刺されて…あぁああ!!」


「うそ…まじで?」
「くそ!なんかの罰ゲームかこれは!?」


「……」
「なんか言えよ!!」


「あ、ありがとう?」
「気づけよ!」


「ご、ごめん…」


「よし、いい機会だ。一回しか言わねえぞ」
「は、はい」


「好きだ、付き合ってくれ」
「…うん。よろしくお願いします」


このあと直で忍田さんに報告。


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